マンチェスター・ユナイテッドFCは、アレックス・ファーガソンが就任して以降、デイヴィッド・ベッカム、クリスティアーノ・ロナウド、ウェイン・ルーニーなどスター選手が数多く所属する常勝軍団として名を馳せ、世界屈指の人気・規模を誇るクラブへと成長しました。
元日本代表の香川真司選手も絶頂期にマンチェスター・ユナイテッドへ移籍して活躍したことも、記憶に新しい方が多いのではないでしょうか。
ファーガソン監督が退任して以降はビッグネームを獲得するもうまく歯車が合わず、プレミアリーグでも思うような結果を残せない時期が続いていました。
しかし、ここ数年は徐々に復調の兆しを見せ、昨シーズンも3位でチャンピオンズリーグ出場権を獲得しています。
そこで今回は、強さの秘訣を解剖すべくマンチェスターユナイテッドFCのフォーメーション・スタメン・選手メンバーについて詳しく解説していきます。
それでは見ていきましょう!
マンチェスター・ユナイテッドFCとは
概要 | 内容 |
---|---|
クラブ名 | マンチェスター・ユナイテッド・フットボール・クラブ |
設立年 | 1878年 |
ホームタウン | マンチェスター |
スタジアム | オールド・トラフォード |
収容人数 | 74,879人 |
クラブの愛称 | レッド・デビルズ(The Red Devils) |
監督 | エリック・テン・ハフ |
メインスポンサー | adidas(スポーツメーカー) TeamViewer(リモート接続ソフトウェア) Kohler(キッチン&バス販売) |
国内獲得タイトル | プレミアリーグ:20回 FAカップ:12回 EFLカップ:6回 コミュニティーシールド:21回 |
国際獲得タイトル | FIFAクラブワールドカップ :1回 インターコンチネンタルカップ:1回 UEFAチャンピオンズリーグ :3回 UEFAカップウィナーズカップ:1回 UEFAヨーロッパリーグ : 1回 UEFAスーパーカップ:1回 |
平均年齢 | 25.7歳 |
マンチェスター・ユナイテッドは1986年から2012年の27年間で38ものタイトルを獲得し、クラブをイングランド一の名門・常勝軍団へと引き上げました。
27年も指揮していれば当然調子の悪い時期もありましたが、ファーガソンは選手・フロント・ファン全てからリスペクトされており解任されることはありませんでした。
ファーガソンが退任してからはモウリーニョなどの名監督が指揮を執りましたが、みな2~3年でクラブを去っています。
ファーガソン監督との決定的な差は監督へのリスペクトであり、偉大な名将と比較される新任もやや可哀そうな結果が続いていました。
今はアヤックスからエリック・テン・ハフ監督を招いて3年目となりますが、徐々に監督のやりたいサッカーも見えてきて、ファーガソン依頼一番期待の持てる時期となっています。
マンチェスターユナイテッドを見ていると、偉大なクラブを指揮するということは簡単ではないということがよく分かります。
【2023-24】マンチェスター・ユナイテッドFC 選手メンバー一覧
ポジション | 背番号 | 選手名 | 国籍 | 生年月日 | 身長・体重 | 前所属 | 昨シーズン成績(所属チーム) | 市場価値 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
GK | 24 | アンドレ・オナナ | カメルーン | 1996年4月2日 | 190cm・93kg | インテル | 24試合・0得点 (インテル) | 35.00m€ (約56億円) | 新加入 |
GK | 1 | アルタイ・バユンドゥル | トルコ | 1998年4月14日 | 198cm・80kg | フェネルバフチェ | 26試合・0得点 (フェネルバフチェ) | 11.00m€ (約17億円) | 新加入 |
GK | 22 | トム・ヒートン | イングランド | 1986年4月15日 | 188cm・85kg | アストン・ヴィラ | 0試合・0得点 | 500k€ (約8千万円) | |
CB | 6 | リサンドロ・マルティネス | アルゼンチン | 1998年1月18日 | 175cm・77kg | アヤックス | 27試合・1得点 | 50.00m€ (約80億円) | |
CB | 19 | ラファエル・ヴァラン | フランス | 1993年4月25日 | 191cm・81kg | レアル・マドリード | 24試合・0得点 | 35.00m€ (約56億円) | |
CB | 5 | ハリー・マグワイア | イングランド | 1993年3月5日 | 194cm・100kg | レスター | 16試合・0得点 | 20.00m€ (約32億円) | |
CB | 2 | ヴィクトル・リンデロフ | スウェーデン | 1994年7月17日 | 187cm・80kg | ベンフィカ | 20試合・0得点 | 18.00m€ (約29億円) | |
CB | 3 | エリック・バイリー | コートジボワール | 1994年4月12日 | 187cm・77kg | マルセイユ | 17試合・0得点 (マルセイユ) | 5.00m€ (約8億円) | 復帰 |
CB | 27 | ジョニー・エバンス | 北アイルランド | 1988年1月3日 | 188cm・77kg | レスター | 13試合・0得点 (レスター) | 2.00m€ (約3億円) | 新加入 |
RSB | 20 | ディオゴ・ダロト | ポルトガル | 1999年3月18日 | 183cm・76kg | ポルト | 26試合・1得点 | 40.00m€ (約64億円) | |
RSB | 29 | アーロン・ワン=ビサカ | イングランド | 1997年11月26日 | 183cm・72kg | クリスタル・パレス | 19試合・0得点 | 25.00m€ (約40億円) | |
LSB | 23 | ルーク・ショー | イングランド | 1995年7月12日 | 185cm・75kg | サウサンプトン | 31試合・1得点 | 42.00m€ (約67億円) | |
LSB | 12 | タイレル・マラシア | オランダ | 1999年8月17日 | 169cm・67kg | フェイエノールト | 22試合・0得点 | 22.00m€ (約35億円) | |
LSB | 42 | セルヒオ・レギロン | スペイン | 1996年12月16日 | 186cm・71kg | 178cm・67kg | 11試合・0得点 (アトレティコ・マドリー) | 10.00m€ (約16億円) | 新加入 |
CM | 18 | カゼミーロ | ブラジル | 1992年2月23日 | 185cm・84kg | レアル・マドリード | 28試合・4得点 | 40.00m€ (約64億円) | |
CM | 39 | スコット・マクトミネイ | スコットランド | 1996年12月8日 | 193cm・88kg | マンチェスター・ユナイテッドユース | 24試合・1得点 | 25.00m€ (約40億円) | |
CM | – | ソフィアン・アムラバト | モロッコ | 1996年8月21日 | 185cm・70kg | フィオレンティーナ | 29試合・0得点 (フィオレンティーナ) | 30.00m€ (約47億円) | 新加入 |
CM | 14 | クリスティアン・エリクセン | デンマーク | 1992年2月14日 | 182cm・76kg | ブレントフォード | 28試合・1得点 | 22.00m€ (約35億円) | |
CM | 34 | ドニー・ファン・デ・ベーク | オランダ | 1997年4月18日 | 184cm・76kg | アヤックス | 7試合・0得点 | 13.00m€ (約21億円) | |
CM | 73 | コビー・メイヌー | イングランド | 2005年4月19日 | 175cm・70kg | マンチェスター・ユナイテッドユース | 1試合・0得点 | 800k€ (約1億円) | |
AM | 8 | ブルーノ・フェルナンデス | ポルトガル | 1994年9月8日 | 179cm・69kg | スポルティングCP | 37試合・8得点 | 75.00m€ (約120億円) | |
AM | 7 | メイソン・マウント | イングランド | 1999年1月10日 | 180cm・74kg | チェルシー | 24試合・3得点 (チェルシー) | 60.00m€ (約95億円) | 新加入 |
AM | 46 | ハンニバル・メイブリ | チュニジア | 2003年1月21日 | 184cm・70kg | バーミンガム | 38試合・1得点 (バーミンガム) | 8.00m€ (約13億円) | 復帰 |
RW | 21 | アントニー | ブラジル | 2000年2月24日 | 174cm・63kg | アヤックス | 25試合・4得点 | 60.00m€ (約95億円) | |
RW | 16 | アマド・ディアロ | コートジボワール | 2002年7月11日 | 174cm・70kg | サンダーランド | 37試合・13得点 (サンダーランド) | 18.00m€ (約29億円) | 復帰 |
RW | 28 | ファクンド・ペリストリ | ウルグアイ | 2001年12月20日 | 174cm・68kg | アラベス | 4試合・0得点 | 6.00m€ (約10億円) | |
RW | 47 | ショラ・ショレティレ | イングランド | 2004年2月2日 | 171cm・66kg | ボルトン | 16試合・1得点 (ボルトン) | 4.00m€ (約6億円) | 復帰 |
LW | 10 | マーカス・ラッシュフォード | イングランド | 1997年10月31日 | 180cm・70kg | マンチェスター・ユナイテッドユース | 35試合・17得点 | 80.00m€ (約127億円) | |
LW | 25 | ジェイドン・サンチョ | イングランド | 2000年3月25日 | 180cm・76kg | ボルシア・ドルトムント | 26試合・6得点 | 45.00m€ (約71億円) | |
LW | 49 | アレハンドロ・ガルナチョ | アルゼンチン | 2004年7月1日 | 180cm・80kg | マンチェスター・ユナイテッドユース | 19試合・3得点 | 25.00m€ (約40億円) | |
CF | – | ラスムス・ホイルンド | デンマーク | 2003年2月4日 | 191cm・79kg | アタランタ | 32試合・9得点 (アタランタ) | 45.00m€ (約71億円) | 新加入 |
CF | 9 | アントニー・マルシャル | フランス | 1995年12月5日 | 181cm・76kg | モナコ | 21試合・6得点 | 15.00m€ (約24億円) |
【2022-23】マンチェスター・ユナイテッドFC 選手メンバー一覧
ポジション | 背番号 | 選手名 | 国籍 | 生年月日 | 前所属 | 昨シーズン成績(所属チーム) | 市場価値 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
GK | 1 | ダビド・デ・ヘア | スペイン | 1990年11月7日 | アトレティコ・マドリード | 38試合・0得点 | 15.00m€ (約21億円) | |
GK | 31 | ジャック・バトランド | イングランド | 1993年3月10日 | クリスタル・パレス | 9試合・0得点 (クリスタル・パレス) | 1.50m€ (約2億円) | 新加入 |
GK | 22 | トム・ヒートン | イングランド | 1986年4月15日 | アストン・ヴィラ | 0試合・0得点 | 600k€ (約1億円) | |
DF | 6 | リサンドロ・マルティネス | アルゼンチン | 1998年1月18日 | アヤックス | 24試合・1得点 (アヤックス) | 50.00m€ (約72億円) | 新加入 |
DF | 19 | ラファエル・ヴァラン | フランス | 1993年4月25日 | レアル・マドリード | 22試合・1得点 | 40.00m€ (約57億円) | |
DF | 5 | ハリー・マグワイア | イングランド | 1993年3月5日 | レスター | 30試合・1得点 | 30.00m€ (約43億円) | キャプテン |
DF | 2 | ヴィクトル・リンデロフ | スウェーデン | 1994年7月17日 | ベンフィカ | 28試合・0得点 | 15.0m€ (約21億円) | |
DF | 4 | フィル・ジョーンズ | イングランド | 1992年2月21日 | ブラックバーン | 4試合・0得点 | 2.00m€ (約3億円) | |
DF | 20 | ディオゴ・ダロト | ポルトガル | 1999年3月18日 | ポルト | 24試合・0得点 | 32.00m€ (約46億円) | |
DF | 29 | アーロン・ワン=ビサカ | イングランド | 1997年11月26日 | クリスタル・パレス | 20試合・0得点 | 18.00m€ (約26億円) | |
DF | 23 | ルーク・ショー | イングランド | 1995年7月12日 | サウサンプトン | 20試合・0得点 | 28.00m€ (約40億円) | |
MF | 12 | タイレル・マラシア | オランダ | 1999年8月17日 | フェイエノールト | 31試合・1得点 (フェイエノールト) | 22.00m€ (約32億円) | 新加入 |
MF | 33 | ブランドン・ウィリアムズ | イングランド | 2000年9月3日 | マンチェスター・ユナイテッドユース | 26試合・0得点 (ノリッジ) | 10.00m€ (約14億円) | 復帰 |
MF | 18 | カゼミーロ | ブラジル | 1992年2月23日 | レアル・マドリード | 32試合・1得点 (レアル・マドリード) | 50.00m€ (約72億円) | 新加入 |
MF | 39 | スコット・マクトミネイ | スコットランド | 1996年12月8日 | マンチェスター・ユナイテッドユース | 30試合・1得点 | 30.00m€ (約43億円) | |
MF | 14 | クリスティアン・エリクセン | デンマーク | 1992年2月14日 | ブレントフォード | 11試合・1得点 (ブレントフォード) | 25.00m€ (約36億円) | 新加入 |
MF | 17 | フレッジ | ブラジル | 1993年3月5日 | シャフタール・ドネツク | 28試合・4得点 | 20.0m€ (約29億円) | |
MF | 15 | マルセル・ザビツァー | オーストリア | 1994年3月17日 | バイエルン・ミュンヘン | 25試合・1得点 (バイエルン・ミュンヘン) | 20.0m€ (約29億円) | 新加入 |
FW | 34 | ドニー・ファン・デ・ベーク | オランダ | 1997年4月18日 | アヤックス | 7試合・1得点 (エバートン) | 20.0m€ (約29億円) | 復帰 |
FW | 8 | ブルーノ・フェルナンデス | ポルトガル | 1994年9月8日 | スポルティングCP | 36試合・10得点 | 75.00m€ (約109億円) | |
FW | 21 | アントニー | ブラジル | 2000年2月24日 | アヤックス | 23試合・8得点 (アヤックス) | 75.00m€ (約109億円) | 新加入 |
FW | 28 | ファクンド・ペリストリ | ウルグアイ | 2001年12月20日 | アラベス | 21試合・0得点 (アラベス) | 3.00m€ (約4億円) | 復帰 |
FW | 11 | メイソン・グリーンウッド | イングランド | 2001年10月1日 | マンチェスター・ユナイテッドユース | 18試合・5得点 | 評価無し | 長期離脱中 |
FW | 25 | ジェイドン・サンチョ | イングランド | 2000年3月25日 | ボルシア・ドルトムント | 29試合・3得点 | 60.00m€ (約87億円) | |
FW | 10 | マーカス・ラッシュフォード | イングランド | 1997年10月31日 | マンチェスター・ユナイテッドユース | 25試合・4得点 | 55.00m€ (約80億円) | |
FW | 36 | アンソニー・エランガ | スウェーデン | 2002年4月27日 | マンチェスター・ユナイテッドユース | 21試合・2得点 | 25.00m€ (約36億円) | |
FW | 49 | アレハンドロ・ガルナチョ | アルゼンチン | 2004年7月1日 | マンチェスター・ユナイテッドユース | 2試合・0得点 | 5.00m€ (約7億円) | |
FW | 9 | アントニー・マルシアル | フランス | 1995年12月5日 | モナコ | 9試合・0得点 (セビージャ) | 15.00m€ (約21億円) | 復帰 |
FW | 27 | ヴォウト・ヴェフホルスト | オランダ | 1992年8月7日 | バーンリー | 20試合・2得点 (バーンリー) | 14.00m€ (約20億円) | 新加入 |
マンチェスター・ユナイテッドは監督にテン・ハフを迎えて、監督が以前所属していたアヤックスから選手を引き抜くことが多くなりました。
実際に昨シーズンも、アヤックスからリサンドロ・マルティネスとアントニーを獲得しています。
2選手ともすぐにフィットし、不動のレギュラーとして地位を確固たるものにしました。
今シーズンはここ数年で一番の安定を見せていますが、マルティネスとアントニーの獲得以外にも2つ要因が挙げられます。
1つ目は、カゼミーロとエリクセンの存在です。
2人とも経験豊富な選手で、中盤の要としてチームに安定をもたらしてくれました。
2つ目は今シーズンのユナイテッドを語るうえで欠かせない選手であるマーカス・ラッシュフォードの存在です。
ラッシュフォードは調子の良いシーズンもありましたが調子に並みのある選手で、潜在能力は間違いないも期待通りの活躍がなかなかできていませんでした。
しかし昨シーズンは絶好調で、リーグ戦最多タイの17ゴールを挙げています。
ラッシュフォードは今季の好調の理由について、サッカーはおそらく95%がメンタルで、メンタリティーが改善されたと話しています。
ラッシュフォードは新たに5年契約を結び、チームのエースストライカーとして今後も活躍してくれそうです!
今シーズンから新加入の選手情報
ポジション | 選手名 | 移籍クラブ |
---|---|---|
GK | アンドレ・オナナ | インテル |
GK | アルタイ・バユンドゥル | フェネルバフチェ |
DF | エリック・バイリー | マルセイユ |
DF | ジョニー・エバンス | レスター |
DF | セルヒオ・レギロン | アトレティコ・マドリード |
MF | ハンニバル・メイブリ | バーミンガム |
MF | メイソン・マウント | チェルシー |
MF | ソフィアン・アムラバト | フィオレンティーナ |
FW | アマド・ディアロ | サンダーランド |
FW | ショラ・ショレティレ | ボルトン |
FW | ラスムス・ホイルンド | アタランタ |
今シーズンはオーナーのグレイザーファミリーがクラブをなかなか売却してくれないことから、補強が思うように進まないと報道されていました。
しかし、昨シーズンUEFAチャンピオンズリーグで準優勝したインテルから正ゴールキーパーのアンドレ・オナナを獲得しています。
オナナは非常に現代的なゴールキーパーで、10番としてもプレーできるほど足下の技術が高いとも言われています。
全リーグを考えても5本の指に入るキーパーと賞賛されているため、実力をプレミアリーグでも発揮できれば大幅な戦力アップとなるでしょう。
2人目はチェルシーの生え抜きでクラブの未来とも言われていたメイソン・マウントの獲得です。
飛び抜けた武器はありませんが、ミッドフィルダーとしてすべてのプレーが高水準で、攻守にわたってチームのクオリティを格段に上げてくれます。
下手にボールを持つことなくシンプルなプレーを好むため、チームの潤滑油としても期待されています。
3人目はアタランタから加入したラスムス・ホイルンドですが、彼はNEXTハーランドと言われている逸材です。
192cmの身長とフィジカル、スピードと少ないタッチから高精度なシュート、見た目もプレースタイルもハーランドと非常に似ています。
唯一の懸念点は昨シーズン32試合で9ゴールと目に見える成績は残せておらず、将来性も含めた獲得が吉と出るか注目です。
チャンピオンズリーグに向けて、即戦力を補強していますね。
冬シーズンの加入選手情報
ポジション | 選手名 | 移籍クラブ |
---|---|---|
– | – | – |
オフシーズンで退団した選手情報
ポジション | 選手名 | 移籍クラブ |
---|---|---|
GK | ダビド・デ・ヘア | 未定 |
GK | ジャック・バトランド | レンジャーズ |
DF | フィル・ジョーンズ | 未定 |
DF | ブランドン・ウィリアムズ | イプスウィッチ |
MF | マルセル・ザビツァー | ドルトムント |
MF | ジダン・イクバル | ユトレヒト/NED |
MF | フレッジ | フェネルバフチェ |
FW | ヴォウト・ヴェフホルスト | ホッフェンハイム |
FW | アンソニー・エランガ | ノッティンガム・フォレスト |
FW | メイソン・グリーンウッド | ヘタフェ |
12年間という長い間マンチェスター・ユナイテッドに在籍し、クラブのGK歴代最多出場記録も保持しているダビド・デ・ヘアが契約満了に伴い退団しました。
デ・ヘアはシュートストップこそ一流ですが、足元の技術にはやや難があり、近年のGKでも足元の技術を必要とされるサッカーは苦手としていました。
そういったところから度々退団の噂は流れていましたが、クラブの功労者であることには間違いありません。
しかしクラブ側は減給での契約更新をオファーし、デ・ヘアも一度それを受け入れましたが、後に撤回して契約延長しないというなんとも後味の悪い結果となっています。
クラブの功労者に対してひどい扱いと、世界中でフロントの対応は非難されていますね。
冬シーズンの放出選手情報
ポジション | 選手名 | 移籍クラブ |
---|---|---|
DF | セルヒオ・レギロン | ブレントフォード |
MF | ドニー・ファン・デ・ベーク | フランクフルト |
MF | ハンニバル・メイブリ | セビージャ |
FW | ジェイドン・サンチョ | ドルトムント |
FW | ファクンド・ペリストリ | グラナダ |
マンチェスター・ユナイテッドFCの基本戦術 フォーメーションについて
マンチェスター・ユナイテッドのフォーメーションは、4-2-3-1で構成されています。
基本的にテン・ハフ監督はボールを保持して、ゲームを支配するサッカーを好みます。
現在中盤にはマウントやカゼミーロといった試合を組み立てられる選手がいるため、中盤の選手が低い位置まで下りてきてボールを保持しながら前線へと繋いでいきます。
また、攻守の切り替えが非常に速いことも特徴で、高い位置でボールを奪えばアントニーやサンチョ、ラッシュフォードが素早く動き出し、得点のチャンスを演出してくれます。
昨シーズンはバーンリーからヴェフホルストを獲得しており、身長の高さ以外にも献身性とポストプレーを活かしてユナイテッドの新たな攻撃の引き出しを増やしました。
しかし得点能力は乏しく物足りなさもあったため、代わりにホイルンドがどこまでヴェフホルストを上回るプレーができるか注目です。
昨シーズンはキーパーの凡ミスから試合を崩す場面が度々見られましたが、高水準なオナナがいることにより、さらに引き締まった試合を展開できるのではないでしょうか。
前ポジション高水準な選手が揃っており、近年で一番豪華なメンバーかもしれません。
マンチェスター・ユナイテッドFC 2023-24のキープレーヤー
2023-24シーズンのマンチェスター・ユナイテッドのキープレイヤーを3名ご紹介します。
マーカス・ラッシュフォード|イングランド代表
生年月日:1997年10月31日
身長/体重:180cm・70kg
ポジション:FW
利き足:右足
国籍:イングランド
クラブ歴:マンチェスター・ユナイテッドFC
22/23シーズン成績:35試合・17得点・5アシスト
推定市場価格:80.00m€(約127億円)
マーカス・ラッシュフォードは調子の波が激しく、ポテンシャル通りの期待になかなか応える結果とまでいきませんでした。
しかし昨シーズンは全コンペティションで30ゴールを達成し、試合に出れば点を決めてくれる頼もしいエースストライカーへと成長しました。
ユナイテッドは毎年のように大型補強を続けていますが、ラッシュフォードの復調がどの補強よりチームの手助けとなっています。
昨シーズン覚醒の要因としては、今季からユナイテッドのアタッキングコーチを務めてい元南アフリカ代表FWのベネディクト・マッカーシー氏の指導が大きいようです。
マッカーシー氏はラッシュフォードに1対1を練習する機会を設けて自信を付けさせ、本人も今まで苦手としていたヘディング技術も向上の手助けを行ったとされています。
ラッシュフォードは今までキーパーとの1対1で決めきれる印象はありませんでしたが、昨シーズンは冷静にゴールへ流し込み安定していました。
今シーズンもエースストライカーの活躍には期待です。
カゼミーロ|ブラジル代表
生年月日:1992年2月23日
身長/体重:185cm・84kg
ポジション:MF
利き足:右足
国籍:ブラジル
クラブ歴:サンパウロ→レアル・マドリード→マンチェスター・ユナイテッドFC
22/23シーズン成績:28試合・4得点・3アシスト
推定市場価格:40.00m€(約64億円)
守備の番人として長年レアル・マドリードを支えてきたカゼミーロは、昨シーズンマンチェスター・ユナイテッドへ加入して1年目から完全フィットし、チームに安定をもたらしました。
超辛口で知られるOBのギャリー・ネビル氏に、ユナイテッドの接着剤のような存在であり、彼がこのフットボールクラブに与えた影響は群を抜いているとまで言わしめています。
カゼミーロはフィジカルを生かした守備を特徴としており、相手がボール奪取できる間合いに入ってきたら一気にボール奪取を敢行します。
さらにもう一つ優れた能力があり、試合の状況を読むのが非常にうまく、危険な選手や危険なスペースを見つけたら一気に潰す事が可能です。
こういった選手が一人いるだけでチームの守備強度は何倍もに高まり、チーム全体のパフォーマンスが上がるのです。
さらに昨シーズンはカゼミーロのおかげで周りの選手もプレーしやすくなっており、今シーズンもマウントやB・フェルナンデスとの連携に期待です。
環境が変われどすぐにチームへフィットする様は、超一流としての証ということですね!
アンドレ・オナナ|カメルーン代表
生年月日:1996年4月2日
身長/体重:190cm・93kg
ポジション:GK
利き足:右足
国籍:カメルーン
クラブ歴:アヤックス→インテル→マンチェスター・ユナイテッドFC
22/23シーズン成績:24試合・0得点・0アシスト(インテル)
推定市場価格:35.00m€(約56億円)
アンドレ・オナナは右利きの選手で、ポジションはGKです。
現代サッカーを象徴する足元の技術に優れたGKで、シュートストップも超一流です。
足元の苦手だったデ・ヘアに代わって正ゴールキーパーを務めるため、ファンからはより期待値が高いのではないでしょうか。
2022年のカタールワールドカップでは監督との衝突もあり、26歳という若さながら代表引退を発表しました。
しかし、その後監督と和解し代表へ復帰しています。
プレミアリーグ初挑戦ですので、どこまで活躍するか楽しみな選手です。
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マンチェスター・ユナイテッドを応援するべくユニフォームを購入したい!方は、KAMOなどの専門のショップや楽天・Amazonなどでも購入が可能です!
ユニフォームを着て一緒に応援しましょう!
まとめ
いかがでしたか。
今回は、マンチェスター・ユナイテッドのフォーメーション・スタメン・選手メンバーについて詳しく解説してきました。
ファーガソンが監督だったころは常勝軍団として名をはせていたことから、ファンの目も肥えており、ふがいない結果に度々ブーイングを浴びせられています。
しかし、ヴァランやカゼミーロといった勝者のメンタリティを持った選手などもおかげもあり、近年ではチームの再建へ向け一番期待のできる状態が続いています。
選手の質で言えば今シーズン優勝してもおかしくありませんので、どれだけ取りこぼしなく勝ち点を重ねられるか注目です。
イングランドでは本来頂点に立つべきチームとしてのプレッシャーはあるでしょうが、その中でもプレッシャーを跳ね除け活躍する一流選手たちを応援していきましょう。
ご覧いただきありがとうございました!