【2023-24】レアル・ソシエダのフォーメーション・スタメン・選手メンバーを解説！

レアル・ソシエダは、スペインのラ・リーガ1部に所属するチームです。

2006/07シーズンには2部に降格しましたが、3年で1部リーグに戻り、毎年中位～上位の位置を維持しています。

今シーズンに関しては、好調を維持しておりチャンピオンズリーグ出場権獲得も見えています。

そこで今回は、強さの秘訣を解剖すべくレアル・ソシエダのフォーメーション・スタメン・選手メンバーについて詳しく解説していきます。

レアル・ソシエダとは

概要	内容
クラブ名	レアル・ソシエダ・デ・フットボール
設立年	1909年
ホームタウン	サン・セバスティアン
スタジアム	レアレ・アレナ
収容人数	39,500人
クラブの愛称	チュリ・ウルディン（Txuri-urdin） ラ・レアル（La Real）
監督	イマノル・アルグアシル
メインスポンサー	Cazoo（英国オンライン中古車販売企業） Reale Seguros（イタリアの保険会社） Macron（イタリアのスポーツブランド）
国内獲得タイトル	プリメーラ・ディビシオン(ラ・リーガ)：2回 コパ・デル・レイ：3回 スーペルコパ・デ・エスパーニャ：1回 セグンダ・ディビシオン：3回
国際獲得タイトル	なし
平均年齢	24.7歳

スペインのリゾート地、サン・セバスティアンを本拠地とするレアル・ソシエダは、創立から100年以上経つ中2部へ落ちたのが3回のみで、ラ・リーガに長く在籍している実績あるクラブです。

街はビスケー湾にも面しており、穏やかで治安も良いことから観光地としても非常に人気のある場所となっています。

チーム名に「レアル」という名前が入っていることから、レアル・マドリードを連想する方も多いかもしれませんが、チームも場所もまったく関係はありません。

レアルという名は、昔の国王が国内杯コパ・デル・レイで優勝したチームに命名したもので、最初にソシエダがレアルという名を付けています。

そのため国外ではレアルと聞くと、知名度からレアル・マドリードが出てきますが、国内ではレアル＝レアル・ソシエダ、マドリー＝レアル・マドリードという認知となっています。

ちなみにコパ・デル・レイはバルセロナなども優勝していますが、国王に命名されたからと言い必ずしもつける必要はないため、レアル・バルセロナとはならないのです。

【2023-24】レアル・ソシエダ 選手メンバー一覧

ポジション	背番号	選手名	国籍	生年月日	身長・体重	前所属	昨シーズン成績(所属チーム)	市場価値 ※2023年8月時点	備考
GK	1	アレックス・レミロ	スペイン	1995年3月24日	192cm・79kg	アスレティック・ビルバオ	38試合・0得点	25.00m€ (約40億円)
GK	32	ウナイ・マレーロ	スペイン	2001年10月9日	189cm・82kg	レアル・ソシエダユース	0試合・0得点	250k€ (約4千万円)
CB	24	ロビン・ル・ノルマン	スペイン	1996年11月11日	187cm・81kg	レアル・ソシエダユース	33試合・0得点	35.00m€ (約56億円)
CB	5	イゴール・スベルディア	スペイン	1997年3月30日	181cm・73kg	レアル・ソシエダユース	31試合・1得点	15.00m€ (約24億円)
CB	6	アリス・エルストンド	スペイン	1994年3月28日	180cm・71kg	レアル・ソシエダユース	25試合・0得点	25.00m€ (約40億円)
CB	20	ホン・パチェコ	スペイン	2001年1月8日	184cm・77kg	レアル・ソシエダユース	17試合・0得点	14.00m€ (約22億円)
RSB	18	アマリ・トラオレ	マリ	1992年1月27日	175cm・71kg	レンヌ	31試合・1得点 (レンヌ)	10.00m€ (約16億円)	新加入
RSB	18	アルバロ・オドリオソラ	スペイン	1996年12月14日	176cm・66kg	レアル・マドリード	3試合・0得点 (レアル・マドリード)	–	新加入
LSB	2	キーラン・ティアニー	スコットランド	1997年6月5日	178cm・70kg	アーセナル	27試合・0得点 (アーセナル)	3.00m€ (約5億円)	新加入
LSB	12	アイエン・ムニョス	スペイン	1997年8月16日	175cm・68kg	レアル・ソシエダユース	23試合・0得点	6.00m€ (約10億円)
CM	8	ミケル・メリーノ	スペイン	1996年6月22日	189cm・83kg	ニューカッスル	33試合・2得点	50.00m€ (約80億円)
CM	3	マルティン・スビメンディ	スペイン	1999年2月2日	181cm・74kg	レアル・ソシエダユース	36試合・1得点	35.00m€ (約56億円)
CM	22	ベニャト・トゥリエンテス	スペイン	2002年1月31日	181cm・70kg	レアル・ソシエダユース	6試合・0得点	2.00m€ (約3億円)
AM	23	ブライス・メンデス	スペイン	1997年1月7日	187cm・76kg	セルタ・デ・ビーゴ	34試合・8得点	25.00m€ (約40億円)
AM	12	アルセン・ザハリャン	ロシア	2003年5月26日	183cm・72kg	ディナモ・モスクワ	27試合・4得点 (ディナモ・モスクワ)	3.00m€ (約5億円)	新加入
AM	42	パブロ・マリン	スペイン	2003年7月3日	178cm・-kg	レアル・ソシエダユース	10試合・0得点	1.00m€ (約2億円)
RW	14	久保 建英	日本	2001年6月4日	173cm・67kg	レアル・マドリード	35試合・9得点	25.00m€ (約40億円)
LW	10	ミケル・オジャルサバル	スペイン	1997年4月21日	181cm・79kg	レアル・ソシエダユース	23試合・4得点	40.00m€ (約64億円)
LW	7	アンデル・バレネチェア	スペイン	2001年12月27日	175cm・74kg	レアル・ソシエダユース	23試合・3得点	6.00m€ (約10億円)
LW	–	マルティン・メルケランス	スペイン	1995年6月12日	176cm・72kg	レアル・ソシエダユース	2試合・0得点	800k€ (約1億円)
CF	25	ウマル・サディク	ナイジェリア	1997年2月2日	191cm・75kg	UDアルメリア	2試合・1得点	18.00m€ (約29億円)
CF	11	モハメド=アリ・チョー	フランス	2004年1月19日	182cm・73kg	アンジェSCO	19試合・1得点	25.00m€ (約40億円)
CF	21	アンドレ・シウバ	ポルトガル	1995年11月6日	185cm・84kg	RBライプツィヒ	31試合・4得点 (RBライプツィヒ)	15.00m€ (約24億円)	新加入
CF	9	カルロス・フェルナンデス	スペイン	1996年5月22日	186cm・71kg	セビージャFC	24試合・1得点	3.00m€ (約5億円)

レアル・ソシエダは生え抜きの選手が多く、選手の半分以上がユースチーム出身で構成されています。

昨シーズンはエースストライカーのイサクがニューカッスルへ移籍し、攻撃力を懸念されていましたが、アレクサンダー・セルロートや新加入のブライス・メンデスを始め前線と中盤の選手がバランスよく点を取っています。

しかし、オフシーズンにはセルロートが移籍したことにより前線がやや不安となっています。

後方はル・ノルマンやマルティン・スピメンディを中心とした堅い守備で、今シーズンも堅守を見せてくれるのではないでしょうか。

そして、今シーズンのレアル・ソシエダを語るうえで久保建英の存在は欠かせず、彼の打開力はリーグ随一です。

このように、堅い守備とファンタスティックな前線の連携が、今シーズンの躍進を支えています。

今シーズンから新加入の選手情報

ポジション	選手層	移籍クラブ
DF	アマリ・トラオレ	レンヌ
DF	キーラン・ティアニー	アーセナル
DF	アルバロ・オドリオソラ	レアル・マドリード
MF	アルセン・ザハリャン	ディナモ・モスクワ
FW	アンドレ・シウバ	RBライプツィヒ

冬シーズンの加入選手情報

ポジション	選手名	移籍クラブ
DF	ハビ・ガラン	アトレティコ・マドリード
FW	シェラルド・ベッカー	ウニオン・ベルリン

オフシーズンで退団した選手情報

ポジション	選手名	移籍クラブ
GK	アンドニ・スビアウレ	エルデンセ
DF	アンドニ・ゴロサベル	アラベス
DF	ディエゴ・リコ	ヘタフェ
DF	アレックス・ソラ	アラベス
MF	アシエル・イジャラメンディ	ダラス
MF	アンデル・ゲバラ	アラベス
MF	ダビド・シルバ	引退
MF	ロベルト・ナバーロ	カディス
FW	アレクサンダー・セルロート	ビジャレアル

レアル・ソシエダの主将MFアシエル・イジャラメンディが、今シーズン限りでのクラブ退団を発表しました。

リーグ戦通算167試合に出場したベテランは、キャプテンマークも巻いていました。

さらにソシエダは、久保建英と素晴らしい連携を見せていたダビド・シルバが引退しました。

今シーズンも久保とのコンビが見られると思っていましたが、左膝の前十字靭帯を損傷して復帰まで1年以上かかることから、シルバは苦渋の決断で引退を決意します。

クラブとしてもサッカーファンとしても、このような形でシルバが引退するのは非常に残念ですね。

そしてクラブの中では点取り屋だったアレクサンダー・セルロートが、ビジャレアルへ移籍しました。

冬シーズンの放出選手情報

ポジション	選手名	移籍クラブ
FW	モハメド=アリ・チョー	ニース

レアル・ソシエダの基本戦術 フォーメーションについて

レアル・ソシエダのフォーメーションは、4-3-1-2で構成されています。

昨シーズンの久保は本来中盤の選手ですが、イサクの移籍、代わりに獲得したウマル・サディクの怪我もあり、フォワードとして起用されていました。

今シーズンはサディクが復帰し、アンドレ・シウバの獲得などもあり中盤で起用されると予想されます。

攻撃面での戦術としては半分以上が下部組織出身ということから、全体の連携、サッカーIQが高く、後方から繋いで久保を含めた前線のトライアングルが敵陣へ侵入していきます。

守備面では前線の選手を含め高いラインからのハイプレスも魅力で、相手のミスを誘発してショートカウンターに持ち込む形も得意としています。

レアル・ソシエダ 2023-24のキープレーヤー

2023-24シーズンのレアル・ソシエダのキープレイヤーを2名ご紹介します。

久保建英｜日本代表

久保建英はレアル・ソシエダへ完全移籍して、チームの中心として活躍している選手です。

昨シーズンはフォワードとして起用されていることもあり、得点力が増しました。

もともと決定機を演出するようなキーパスを得意とする選手でしたが、得点も付いてくるとさらに市場価値も上がっていきそうです。

古巣バルセロナやレアル・マドリードがあらためて獲得を狙うのではという噂が度々出ていますが、久保自身も居場所を見つけたと話しており、ソシエダでの活躍に期待です。

マルティン・スピメンディ（スビメンディ）｜スペイン

マルティン・スピメンディは、主に中盤の底(アンカー)としてチームの舵取り役を担っています。

守備もゲームメイクも行える万能型ボランチで、チームのブレインとして機能しています。

スピメンディ最大の特徴は1対1の強さにあり、フィジカルは強いとはいえませんが、うまく足を出してボールを絡め取ります。

現在のレアル・ソシエダが好調なのも、スピメンディがうまく前線へボールを供給し、久保などがそこからチャンスメイクしているからと言っても過言ではありません。

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まとめ

いかがでしたか。

今回は、レアル・ソシエダのフォーメーション・スタメン・選手メンバーについて詳しく解説してきました。

レアル・ソシエダは好調を維持しているもまだまだ成長過程で、今後もさらなる飛躍に期待できるチームです。

久保建英選手もようやくフィットするクラブを見つけられ、日本人としても今後の躍進に期待したいチームですね。