エバートンFCは、イングランドのプレミアリーグに所属するチームです。
残留争いに巻き込まれることも度々ありますが、いまだに一度も2部への降格経験がない優秀なクラブです。
シーズン途中に解任されましたが、今シーズンはチェルシーの英雄フランク・ランパード氏が監督就任したことも話題となりました。
そこで今回は、エバートンFCのフォーメーション・スタメン・選手メンバーについて詳しく解説していきます。

それでは見ていきましょう!
エバートン(エヴァートン)FCとは


概要 | 内容 |
---|---|
クラブ名 | エバートン・フットボール・クラブ |
設立年 | 1878年 |
ホームタウン | リバプール |
スタジアム | グディソン・パーク |
収容人数 | 39,221人 |
クラブの愛称 | トフィーズ(The Toffees) |
監督 | ショーン・ダイチ |
メインスポンサー | Stake.com(オンラインカジノ企業) ヒュンメル(ユニフォームサプライヤー) |
国内獲得タイトル | フットボールリーグ:9回 FAカップ:5回 コミュニティーシールド:9回 |
国際獲得タイトル | UEFAカップウィナーズカップ:1回 |
平均年齢 | 26.8歳 |
エバートンFCは、イギリスのリバプールに位置するチームです。
ファンからはトフィーズの愛称で親しまれ、エヴァートン地区で作られるミント・トフィーと呼ばれるキャンディのようなお菓子がグディソン・パークで無料配布されていたことが由来です。
最大のライバルはリバプールで、マージーサイドダービーと呼ばれプレミアリーグでもっとも白熱するカードの一つです。
なんとこの2チーム、本拠地が600mしか離れていないほど密接しており、リバプールの顔は私たちだ!とチームの威信をかけ毎年争っています。
プレミアリーグが発足する以前は五分の対戦成績でしたが、プレミアリーグが発足されて以降はリバプールが大きくリードしています。



2021-22シーズンの最終節では、試合中1-5で大敗しているにもかかわらず、ライバルのリバプールが紙一重で優勝を逃したことを速報で知り、大盛り上がりするエバートンファンの姿が印象的でした。
【2023-24】エバートンFC 選手メンバー一覧
ポジション | 背番号 | 選手名 | 国籍 | 生年月日 | 身長・体重 | 前所属 | 昨シーズン成績(所属チーム) | 市場価値 (2023年8月時点) | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
GK | 1 | ジョーダン・ピックフォード | イングランド | 1994年3月7日 | 185cm・77kg | サンダーランド | 37試合・0得点 | 22.00m€ (約35億円) | |
GK | 12 | ジョアン・ヴィルジニア | ポルトガル | 1999年10月10日 | 192cm・84kg | カンブール | 17試合・0得点 (カンブール) | 600k€ (約1億円) | 復帰 |
GK | 31 | アンディ・ロナーガン | イングランド | 1983年10月19日 | 192cm・87kg | ウェストブロム | 0試合・0得点 | 150k€ (約2千万円) | |
CB | 6 | ジェームズ・ターコウスキ | イングランド | 1992年11月19日 | 185cm・81kg | バーンリー | 38試合・1得点 | 18.00m€ (約29億円) | |
CB | 22 | ベン・ゴッドフリー | イングランド | 1998年1月15日 | 183cm・74kg | ノリッジ・シティ | 13試合・0得点 | 13.00m€ (約21億円) | |
CB | 32 | ジャラッド・ブランスウェイト | イングランド | 2002年6月27日 | 195cm・85kg | PSV | 27試合・2得点 (PSV) | 10.00m€ (約16億円) | 復帰 |
CB | 5 | マイケル・キーン | イングランド | 1993年1月11日 | 191cm・82kg | バーンリー | 12試合・1得点 | 10.00m€ (約16億円) | |
RSB | 2 | ネイサン・パターソン | スコットランド | 2001年10月16日 | 189cm・79kg | レンジャーズ | 19試合・0得点 | 16.00m€ (約25億円) | |
RSB | 23 | シェイマス・コールマン | アイルランド | 1988年10月11日 | 178cm・67kg | スライゴ | 23試合・1得点 | 1.00m€ (約2億円) | キャプテン |
RSB | 18 | アシェリー・ヤング | イングランド | 1985年7月9日 | 175cm・65kg | アストン・ビラ | 29試合・1得点 (アストン・ビラ) | 600k€ (約1億円) | 新加入 |
LSB | 19 | ヴィタリ・ミコレンコ | ウクライナ | 1999年5月29日 | 180cm・71kg | ディナモ・キエフ | 34試合・0得点 | 25.00m€ (約40億円) | |
CM | 8 | アマドゥ・オナナ | ベルギー | 2001年8月16日 | 192cm・76kg | リール | 33試合・1得点 | 45.00m€ (約71億円) | |
CM | 21 | アンドレ・ゴメス | ポルトガル | 1993年7月30日 | 188cm・84kg | リール | 26試合・3得点 (リール) | 16.00m€ (約25億円) | 復帰 |
CM | 37 | ジェームズ・ガーナー | イングランド | 2001年3月13日 | 182cm・80kg | ノッティンガム・フォレスト | 16試合・0得点 | 16.00m€ (約25億円) | |
CM | 16 | アブドゥライェ・ドゥクレ | フランス | 1993年1月1日 | 183cm・75kg | ワトフォード | 25試合・5得点 | 12.00m€ (約19億円) | |
CM | 27 | イドリサ・ゲイエ | セネガル | 1989年9月26日 | 174cm・66kg | パリ・サンジェルマン | 33試合・0得点 | 5.00m€ (約8億円) | |
AM | 20 | デレ・アリ | イングランド | 1996年4月11日 | 188cm・76kg | ベシクタシュ | 13試合・2得点 (ベシクタシュ) | 8.00m€ (約13億円) | 復帰 |
LW | 10 | アルノー・ダンジュマ | オランダ | 1997年1月31日 | 178cm・74kg | トッテナム | 9試合・1得点 (トッテナム) | 25.00m€ (約40億円) | 新加入 |
LW | 30 | ジャック・ハリソン | イングランド | 1996年11月20日 | 175cm・70kg | リーズ | 36試合・5得点 (リーズ) | 22.00m€ (約35億円) | 新加入 |
LW | 11 | デマレイ・グレイ | ジャマイカ | 1996年6月28日 | 180cm・74kg | レヴァークーゼン | 33試合・4得点 | 20.00m€ (約32億円) | |
LW | 7 | ドワイト・マクニール | イングランド | 1999年11月22日 | 183cm・68kg | バーンリー | 36試合・7得点 | 20.00m€ (約32億円) | |
CF | 9 | ドミニク・キャルバート=ルーウィン | イングランド | 1997年3月16日 | 187cm・71kg | シェフィールド・ユナイテッド | 17試合・2得点 | 25.00m€ (約40億円) | |
CF | 28 | ユセフ・シェルミティ | ポルトガル | 2004年5月24日 | 192cm・80kg | スポルティング | 16試合・3得点 (スポルティング) | 3.00m€ (約5億円) | 新加入 |
【2022-23】エバートンFC 選手メンバー一覧
ポジション | 背番号 | 選手名 | 国籍 | 生年月日 | 身長・体重 | 前所属 | 昨シーズン成績(所属チーム) | 市場価値 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
GK | 1 | ジョーダン・ピックフォード | イングランド | 1994年3月7日 | 185cm・77kg | サンダーランド | 35試合・0得点 | 25.00m€ (約38億円) | |
GK | 15 | アスミール・べコビッチ | ボスニア・ヘルツェゴビナ | 1987年6月20日 | 199cm・101kg | ボーンマス | 3試合・0得点 | 1.00m€ (約1億円) | |
GK | 31 | アンディ・ロナーガン | イングランド | 1983年10月19日 | 192cm・87kg | ウェストブロム | 0試合・0得点 | 200k€ (約0.3億円) | |
DF | 2 | ジェームズ・ターコウスキ | イングランド | 1992年11月19日 | 185cm・81kg | バーンリー | 35試合・1得点 (バーンリー) | 22.00m€ (約33億円) | 新加入 |
DF | 30 | コナー・コーディ | イングランド | 1993年2月25日 | 186cm・80kg | ウォルヴァーハンプトン | 38試合・4得点 (ウォルバーハンプトン) | 18.00m€ (約22億円) | 新加入 |
DF | 13 | ジェリー・ミナ | コロンビア | 1994年9月23日 | 195cm・94kg | バルセロナ | 13試合・0得点 | 12.00m€ (約18億円) | |
DF | 22 | ベン・ゴッドフリー | イングランド | 1998年1月15日 | 183cm・74kg | ノリッジ・シティ | 23試合・0得点 | 15.00m€ (約23億円) | |
DF | 4 | メイソン・ホルゲイト | イングランド | 1996年10月22日 | 184cm・75kg | ウェストブロム | 25試合・2得点 | 12.00m€ (約18億円) | |
DF | 5 | マイケル・キーン | イングランド | 1993年1月11日 | 191cm・82kg | バーンリー | 32試合・3得点 | 10.00m€ (約15億円) | |
DF | 3 | ネイサン・パターソン | スコットランド | 2001年10月16日 | 189cm・79kg | レンジャーズ | 0試合・0得点 | 14.00m€ (約21億円) | |
DF | 23 | シェイマス・コールマン | アイルランド | 1988年10月11日 | 178cm・67kg | スライゴ | 30試合・1得点 | 1.20m€ (約2億円) | キャプテン |
DF | 19 | ヴィタリ・ミコレンコ | ウクライナ | 1999年5月29日 | 180cm・71kg | ディナモ・キエフ | 13試合・1得点 | 22.00m€ (約33億円) | |
DF | 29 | ルベン・ヴィナーグレ | ポルトガル | 1999年4月9日 | 174cm・71kg | スポルティング | 12試合・0得点 (スポルティング) | 5.00m€ (約8億円) | 新加入 |
MF | 8 | アマドゥ・オナナ | ベルギー | 2001年8月16日 | 192cm・76kg | リール | 32試合・1得点 (リール/FRA) | 42.00m€ (約63億円) | 新加入 |
MF | 37 | ジェームズ・ガーナー | イングランド | 2001年3月13日 | 182cm・80kg | ノッティンガム・フォレスト | 41試合・4得点 (ノッティンガム) | 14.00m€ (約21億円) | 新加入 |
MF | 16 | アブドゥライェ・ドゥクレ | フランス | 1993年1月1日 | 183cm・75kg | ワトフォード | 30試合・2得点 | 12.00m€ (約18億円) | |
MF | 26 | トム・デイビス | イングランド | 1998年6月30日 | 180cm・70kg | エバートンユース | 6試合・1得点 | 12.00m€ (約18億円) | |
MF | 27 | イドリサ・ゲイエ | セネガル | 1989年9月26日 | 174cm・66kg | パリ・サンジェルマン | 26試合・3得点 (パリ・サンジェルマン) | 8.00m€ (約12億円) | 新加入 |
MF | 17 | アレックス・イウォビ | ナイジェリア | 1996年5月3日 | 180cm・75kg | アーセナル | 28試合・2得点 | 25.00m€ (約38億円) | |
FW | 14 | アンドロス・タウンゼント | イングランド | 1991年7月16日 | 181cm・75kg | クリスタル・パレス | 21試合・3得点 | 2.50m€ (約4億円) | |
FW | 11 | デマレイ・グレイ | イングランド | 1996年6月28日 | 180cm・74kg | レヴァークーゼン | 34試合・5得点 | 20.00m€ (約30億円) | |
FW | 7 | ドワイト・マクニール | イングランド | 1999年11月22日 | 183cm・68kg | バーンリー | 38試合・0得点 (バーンリー) | 18.00m€ (約27億円) | 新加入 |
FW | 9 | ドミニク・キャルバート=ルーウィン | イングランド | 1997年3月16日 | 187cm・71kg | シェフィールド・ユナイテッド | 17試合・5得点 | 25.00m€ (約38億円) | |
FW | 20 | ニール・モペイ | フランス | 1996年8月14日 | 173cm・69kg | ブライトン | 32試合・8得点 (ブライトン) | 13.00m€ (約20億円) | 新加入 |
FW | 50 | エリス・シムズ | イングランド | 2001年1月5日 | 191cm・77kg | ハーツ | 17試合・5得点 (ハーツ) | 4.00m€ (約6億円) | 復帰 |
今シーズンのエバートンは、2009年からチームを支えているベテランのシェイマス・コールマンがキャプテンを務めています。
GKはイングランド代表でも絶対的な守護神であるジョーダン・ピックフォードが務めています。
その他にも、ストライカーとして他クラブからも度々関心が寄せられているドミニク・キャルバート=ルーウィンや、リールから加入して評価が急上昇しているアマドゥ・オナナなどが在籍しています。
アーセナル在籍時代にインパクトは残すも継続的な活躍ができなかったアレックス・イウォビですが、エバートンに来てサイドだけでなくボランチの一角としてもゲームメイクできるまでに開花しました。
今シーズンは残留争いに巻き込まれましたが、本来は10位以内に入る実力のあるチームです。



選手一人ひとりを見ると、十分上位を狙える実力があります。
今シーズンから新加入の選手情報
ポジション | 選手名 | 移籍クラブ |
---|---|---|
GK | ジョアン・ヴィルジニア | カンブール |
DF | ジャラッド・ブランスウェイト | PSV |
DF | アシェリー・ヤング | アストン・ビラ |
MF | アンドレ・ゴメス | リール |
MF | デレ・アリ | ベシクタシュ |
FW | アルノー・ダンジュマ | トッテナム |
FW | ユセフ・シェルミティ | スポルティング |
FW | ジャック・ハリソン | リーズ |
今シーズンのエバートンはアストン・ビラから、アシェリー・ヤングを獲得しています。
ヤングはかつてマンチェスター・ユナイテッドでスタメンを張っていた実力者です。
全盛期と比べるとフィットネスは落ちますが、豊富な経験をチームにもたらしてくれるでしょう。
その他にも、トッテナムからアルノー・ダンジュマ、リーズからジャック・ハリソンをローンで獲得しています。
2選手とも即戦力のアタッカーで、得点力不足に悩んだ昨シーズンの改善として期待されています。



今シーズンは即戦力を獲得していますね。
冬シーズンの加入選手情報
ポジション | 選手名 | 移籍クラブ |
---|---|---|
– | – | – |
オフシーズンで退団した選手情報
ポジション | 選手名 | 移籍クラブ |
---|---|---|
GK | アスミール・ベコビッチ | QPR |
DF | コナー・コーディ | レスター |
DF | ジェリー・ミナ | フィオレンティーナ |
DF | ルベン・ヴィナーグレ | ハル |
DF | メイソン・ホルゲイト | サウサンプトン |
MF | トム・デイビス | シェフィールド・ユナイテッド |
MF | アレックス・イウォビ | フラム |
FW | アンドロス・タウンゼント | 未定 |
FW | エリス・シムズ | コベントリー |
FW | ニール・モパイ | ブレントフォード |
オフシーズンには、ディフェンダーのコナー・コーディがレスターへ移籍しました。
コーディはシーズン24試合の出場とインパクトを残していましたが、2部へ降格したレスターの再建に一役買ったようです。
他には、FWのアンドロス・タウンゼントがオフに退団しています。
タウンゼントは昨シーズン主力として活躍していましたが、左ひざの前十字じん帯損傷により長期離脱を強いられました。
そのままチームも去る形となっています。
冬シーズンの放出選手情報
ポジション | 選手名 | 移籍クラブ |
---|---|---|
– | – | – |
エバートンFCの基本戦術 フォーメーションについて


エバートンFCのフォーメーションは、4-1-4-1で構成されています。
昨シーズンは中盤まではフランク・ランパードが指揮していましたが、シーズン後半戦からは新たにショーン・ダイチ監督が指揮しています。
攻撃時はロングボールを主体とし、サイドへ展開してクロスボールを中に放り込むサッカーが基本です。
それ以外は基本自陣で徹底した守備を基本としますが、下位チームで守備が主となるエバートンにうまくマッチし、結果として昨シーズンもなんとか残留を決めています。
昨シーズン強固な守備のトライアングルとしてコーディが活躍していましたが、レスターへ移籍しました。
代わりとなるブランスウェイトの役割りが重要となりますので、そのあたりのフィットにも注目です。



昨シーズンは強固な守備が機能したため、なんとか残留できるだけの勝ち点を獲得することができました。
エバートンFC 2023-24のキープレーヤー
2023-24シーズンのエバートンFCのキープレイヤーを1名ご紹介します。
ジェームズ・ターコウスキ|イングランド
生年月日:1992年11月19日
身長/体重:185cm・81kg
ポジション:DF
利き足:右
国籍:イングランド
クラブ歴:オールダム→ブレントフォード→バーンリー→エバートンFC
22/23シーズン成績:35試合・1得点・2アシスト(バーンリー)
推定市場価格:18.00m€(約29億円)
ジェームズ・ターコウスキは右利きの選手で、ポジションはセンターバックです。
昨シーズンのエバートンで唯一、全38試合にフル出場したフィールドプレイヤーです。
残留争いに巻き込まれてきたエバートンは、とにかく守備に追われていました。
必然的にセンターバックのターコウスキが守備をする機会が多くなりますが、リーグ第1位となる78回のシュートブロック、リーグ第2位となる196回のクリア数、リーグ第2位となる空中戦勝利数120回を記録するなど、1年通しての活躍ぶりが数字に表れています。
ターコウスキーこそ残留の立役者であり、今シーズンもディフェンスリーダーとして活躍を期待したい選手の一人です。
最大の特徴はヘディングの強さで、幾度となく相手FKからのボールを跳ね返す姿は印象的です。



プレミアリーグ全試合で身体を張り続けて、怪我せずカードをもらわないところも素晴らしいですね!
まとめ
いかがでしたか。
今回は、エバートンFCのフォーメーション・スタメン・選手メンバーについて詳しく解説してきました。
昨シーズンは残留争いに巻き込まれていましたが、本来はヨーロッパリーグの出場権を争える実力あるチームです。
また復調して、ライバルのリバプールと勝ち点を競い合う姿を期待して応援しましょう。



ご覧いただきありがとうございました!