パリ・サンジェルマンFCは、キリアン・エムバペら超強力な攻撃陣を筆頭に、世界を代表する名門へと成長しました。
しかし今でこそ潤沢な資金力で有名選手を揃えていますが、強豪としての歴史はたった10年ほどです。
2006年には降格圏争いに巻き込まれるほど弱小で、現在のチーム状況になるなど誰も予想していませんでした。
劇的に変化していくクラブの軌跡は非常に気になるところです。
そこで今回は、強さの秘訣を解剖すべくパリ・サンジェルマンFCのフォーメーション・スタメン・選手メンバーについて詳しく解説していきます。
それでは見ていきましょう!
パリ・サンジェルマンFCとは
概要 | 内容 |
---|---|
クラブ名 | パリ・サンジェルマン・フットボール・クラブ |
設立年 | 1970年 |
ホームタウン | パリ |
スタジアム | パルク・デ・プランス |
収容人数 | 48,712人 |
クラブの愛称 | Les Parisiens (パリジャン) Les Rouge-et-Bleu (赤と青) |
監督 | クリストフ・ガルティエ |
メインスポンサー | エミレーツ航空(アラブの航空会社) Nike(スポーツメーカー) QNB(カタール国立銀行) オレドー(カタール情報通信会社) |
国内獲得タイトル | リーグ・アン:11回 クープ・ドゥ・フランス:14回 クープ・ドゥ・ラ・リーグ:9回 トロフェ・デ・シャンピオン:10回 リーグ・ドゥ:1回 |
国際獲得タイトル | UEFAカップウィナーズカップ:1回 UEFAインタートトカップ:1回 |
平均年齢 | 25.1歳 |
パリ・サンジェルマンは2020−21シーズンにクラブ創立50周年を迎えたばかりで、ヨーロッパのなかでは相当に若いクラブです。
パリ・サンジェルマンは1990年代に国内有料チャンネル(Canal+)に買収され、国内随一の資金力をもとに最初の黄金期を迎えました。
各国のスター選手を獲得し、国内リーグとヨーロッパリーグで優勝を果たします。
しかし、オーナーの放漫経営によりその黄金期も5年ほどで終焉し、1990年代後半には下降線をたどります。
そして2000年代半ばには、多額の借金まみれクラブへとなり下がってしまいました。
Canal+も手に負えずクラブを売却し、資金援助もなくクラブは降格圏争いに巻き込まれ絶望的な状態となってしまいます。
そんな状況が一変させ救世主となったのが、オーナーとして2011年にクラブを買収したカタールの投資会社であるQSIでした。
Canal+のオーナー時代よりもはるかに上回る資金力で、ここからパリ・サンジェルマンの快進撃が始まります。
まず手始めにパストーレ、チアゴ・シウバ、ズラタン・イブラヒモビッチなどの補強に成功し、一気に世界的なクラブへと駆け上がりました。
そこからさらにカバーニやディ・マリアを獲得し、2017-18シーズンにはバルセロナからネイマールを獲得して世界を驚かせました。
今や市場価値が世界一のキリアン・エムバペも、ネイマールと同じ時期に入団しています。
そしてネイマールよりもさらに世界を驚かせたのが、2021-22シーズンのリオネル・メッシ獲得です。
パリ・サンジェルマンも世界的なクラブへと成長したとはいえ、バルセロナ一筋と思われていた神の子メッシが移籍したことは当時何度もニュースで報道されていました。
一時は絶望的なチームでしたが、カタール資本により今やフランスリーグ1強、チャンピオンリーグ常連国となっています。
「サッカーはビジネス」これが色濃く反映されているクラブと言っても良いですね!
【2023-24】パリ・サンジェルマンFC 選手メンバー一覧
ポジション | 背番号 | 選手名 | 国籍 | 生年月日 | 身長・体重 | 前所属 | 昨シーズン成績 (所属チーム) | 市場価値 (2023年8月時点) | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
GK | 99 | ジャンルイジ・ドンナルンマ | イタリア | 1999年 2月25日 | 196cm・90kg | ACミラン | 38試合・0得点 | 45.00m€ (約70億円) | |
GK | 1 | ケイラー・ナバス | コスタリカ | 1986年 12月15日 | 185cm・80kg | ノッティンガム | 17試合・0得点 (ノッティンガム・フォレスト) | 4.00m€ (約6億円) | 復帰 |
GK | 16 | セルヒオ・リコ | スペイン | 1993年 9月1日 | 195cm・90kg | マジョルカ | 0試合・0得点 | 3.00m€ (約5億円) | |
GK | – | アルナウ・テナス | スペイン | 2001年 5月30日 | 185cm・85kg | バルセロナ | 0試合・0得点 (バルセロナ) | 5.00m€ (約8億円) | 新加入 |
GK | 90 | アレクサンドル・ルトゥリエ | フランス | 1990年 12月11日 | 193cm・93kg | パリ・サンジェルマンFCユース | 1試合・0得点 | – | |
CB | 5 | マルキーニョス | ブラジル | 1994年 5月14日 | 183cm・75kg | ASローマ | 33試合・2得点 | 65.00m€ (約102億円) | キャプテン |
CB | 37 | ミラン・シュクリニアル | スロバキア | 1995年 2月11日 | 187cm・80kg | インテル・ミラノ | 21試合・0得点 (インテル) | 50.00m€ (約78億円) | 新加入 |
CB | 21 | リュカ・エルナンデス | フランス | 1996年 2月14日 | 184cm・79kg | バイエルン・ミュンヘン | 7試合・0得点 (バイエルン・ミュンヘン) | 45.00m€ (約70億円) | 新加入 |
CB | 3 | プレスネル・キンペンベ | フランス | 1995年 8月13日 | 183cm・77kg | ボルドー | 11試合・0得点 | 28.00m€ (約44億円) | |
RSB | 2 | アシュラフ・ハキミ | モロッコ | 1998年 11月4日 | 181cm・73kg | インテル・ミラノ | 28試合・5得点 | 65.00m€ (約102億円) | |
RSB | 26 | ノルディ・ムキエレ | フランス | 1997年 11月1日 | 187cm・84kg | RBライプツィヒ | 19試合・0得点 | 18.00m€ (約28億円) | |
LSB | 25 | ヌーノ・メンデス | ポルトガル | 2002年 6月19日 | 176cm・70kg | スポルティングCP | 23試合・1得点 | 65.00m€ (約102億円) | |
LSB | 20 | レーバン・クルザワ | フランス | 1992年 9月4日 | 182cm・74kg | フラム | 3試合・0得点 (フラム) | 3.00m€ (約5億円) | 復帰 |
CM | 4 | マヌエル・ウガルテ | ウルグアイ | 2001年 4月11日 | 182cm・77kg | スポルティング | 31試合・0得点 (スポルティングCP) | 50.00m€ (約78億円) | 新加入 |
CM | 17 | ヴィティーニャ | ポルトガル | 2000年 2月13日 | 172cm・64kg | FCポルト | 36試合・2得点 | 42.00m€ (約66億円) | |
CM | 8 | ファビアン・ルイス | スペイン | 1996年 4月3日 | 189cm・70kg | SSCナポリ | 27試合・3得点 | 32.00m€ (約50億円) | |
CM | 28 | カルロス・ソレール | スペイン | 1997年 1月2日 | 180cm・72kg | バレンシアCF | 26試合・3得点 | 25.00m€ (約39億円) | |
CM | 33 | ウォーレン・ザイール=エメリ | フランス | 2006年 3月8日 | 178cm・65kg | パリ・サンジェルマンFCユース | 26試合・2得点 | 20.00m€ (約31億円) | |
CM | 15 | ダニーロ・ペレイラ | ポルトガル | 1991年 9月9日 | 188cm・83kg | FCポルト | 33試合・2得点 | 10.00m€ (約16億円) | |
CM | 38 | エドゥアール・ミシュ | フランス | 2003年 3月4日 | 178cm・68kg | サンダーランド | 24試合・1得点 (サンダーランド) | 2.50m€ (約4億円) | 復帰 |
CM | 27 | シェール・ヌドゥール | イタリア | 2004年 7月27日 | 190cm・83kg | ベンフィカ | 1試合・0得点 (ベンフィカ) | 45.00m€ (約70億円) | 新加入 |
AM | 19 | イ・ガンイン | 韓国 | 2001年 2月19日 | 173cm・68kg | マジョルカ | 36試合・6得点 (マジョルカ) | 22.00m€ (約34億円) | 新加入 |
AM | 35 | イスマエル・ガルビ | スペイン | 2004年 4月10日 | 173cm・63kg | パリ・サンジェルマンユース | 6試合・0得点 | 5.00m€ (約8億円) | |
RW | – | ウスマン・デンベレ | フランス | 1997年5月15日 | 178cm・67kg | バルセロナ | 25試合・5得点 (バルセロナ) | 60.00m€ (約95億円) | 新加入 |
RW | 11 | マルコ・アセンシオ | スペイン | 1996年 1月21日 | 182cm・76kg | レアル・マドリード | 31試合・9得点 (レアル・マドリード) | 25.00m€ (約39億円) | 新加入 |
LW | 23 | ユリアン・ドラクスラー | ドイツ | 1993年 9月20日 | 185cm・72kg | ベンフィカ | 10試合・1得点 (ベンフィカ) | 6.00m€ (約9億円) | 復帰 |
CF | 7 | キリアン・エムバペ | フランス | 1998年 12月20日 | 178cm・73kg | ASモナコ | 34試合・29得点 | 180.00m€ (約280億円) | |
CF | 23 | ランダル・コロ・ムアニ | フランス | 1998年12月5日 | 1998年12月5日 | フランクフルト | 32試合・15得点 (フランクフルト) | 80.00m€ (約126億円) | 新加入 |
CF | 9 | ゴンサロ・ラモス | ポルトガル | 2001年6月20日 | 184cm・77kg | ベンフィカ | 30試合・19得点 (ベンフィカ) | 50.00m€ (約78億円) | 新加入 |
CF | 44 | ウーゴ・エキティケ | フランス | 2002年 6月20日 | 190cm・76kg | スタッド・ランス | 25試合・3得点 | 20.00m€ (約31億円) |
【2022-23】パリ・サンジェルマンFC選手メンバー一覧
ポジション | 背番号 | 選手名 | 国籍 | 生年月日 | 前所属 | 昨シーズン成績(所属チーム) | 市場価値 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
GK | 99 | ジャンルイジ・ドンナルンマ | イタリア | 1999年 2月25日 | ACミラン | 16試合・0得点 | 50.0m€ (約71億円) | |
GK | 16 | セルヒオ・リコ | スペイン | 1993年 9月1日 | マジョルカ | 14試合・0得点 (マジョルカ) | 4.00m€ (約6億円) | レンタルバック |
GK | 90 | アレクサンドル・ルトゥリエ | フランス | 1990年 12月11日 | パリ・サンジェルマンFCユース | 1試合・0得点 | 400k€ (約0.6億円) | |
DF | 5 | マルキーニョス | ブラジル | 1994年 5月14日 | ASローマ | 32試合・5得点 | 70.0m€ (約100億円) | キャプテン |
DF | 3 | プレスネル・キンペンベ | フランス | 1995年 8月13日 | パリ・サンジェルマンFCユース | 30試合・1得点 | 35.00m€ (約50億円) | |
DF | 4 | セルヒオ・ラモス | フランス | 1986年 3月30日 | レアル・マドリード | 12試合・2得点 | 6.00m€ (約9億円) | |
DF | 2 | アシュラフ・ハキミ | モロッコ | 1998年 11月4日 | インテル・ミラノ | 32試合・4得点 | 70.0m€ (約100億円) | |
DF | 26 | ノルディ・ムキエレ | フランス | 1997年 11月1日 | RBライプツィヒ | 28試合・1得点 (RBライプツィヒ) | 20.00m€ (約28億円) | 新加入 |
DF | 32 | ティモテ・ペンベレ | フランス | 2002年 9月9日 | ボルドー | 25試合・1得点 (ボルドー) | 5.00m€ (約7億円) | レンタルバック |
DF | 25 | ヌーノ・メンデス | ポルトガル | 2002年 6月19日 | スポルティングCP | 27試合・0得点 | 65.00m€ (約93億円) | |
DF | 14 | ファン・ベルナト | スペイン | 1993年 5月1日 | バイエルン・ミュンヘン | 15試合・0得点 | 12.00m€ (約17億円) | |
MF | 6 | マルコ・ヴェッラッティ | イタリア | 1992年 11月5日 | ペスカーラ・カルチョ | 24試合・2得点 | 50.00m€ (約71億円) | |
MF | 8 | ファビアン・ルイス | スペイン | 1996年 4月3日 | SSCナポリ | 32試合・7得点 (ナポリ) | 38.00m€ (約54億円) | 新加入 |
MF | 17 | ヴィティーニャ | ポルトガル | 2000年 2月13日 | FCポルト | 30試合・2得点 (ポルト) | 42.00m€ (約60億円) | 新加入 |
MF | 28 | カルロス・ソレール | スペイン | 1997年 1月2日 | バレンシアCF | 32試合・11得点 (バレンシア) | 30.00m€ (約43億円) | 新加入 |
MF | 18 | レナト・サンチェス | ポルトガル | 1997年 8月18日 | LOSCリール | 25試合・2得点 (リール) | 20.00m€ (約29億円) | 新加入 |
MF | 15 | ダニーロ・ペレイラ | ポルトガル | 1991年 9月9日 | FCポルト | 27試合・5得点 | 12.0m€ (約17億円) | |
FW | 30 | リオネル・メッシ | アルゼンチン | 1987年 6月24日 | FCバルセロナ | 26試合・6得点 | 45.0m€ (約64億円) | |
FW | 10 | ネイマール | ブラジル | 1992年 2月5日 | FCバルセロナ | 22試合・13得点 | 70.0m€ (約100億円) | |
FW | 7 | キリアン・エムバペ | フランス | 1998年 12月20日 | ASモナコ | 35試合・28得点 | 180.0m€ (約257億円) | |
FW | 44 | ウーゴ・エキティケ | フランス | 2002年 6月20日 | スタッド・ランス | 23試合・10得点 (スタッド・ランス) | 25.00m€ (約36億円) | 新加入 |
2022年のオフシーズンはキリアン・エムバペがレアル・マドリードと相思相愛で移籍確実と言われていましたが、急転直下でエムバペはクラブへの残留を決めました。
残留を決めた理由として、どの選手を補強するかなどの権限もエムバペに一任するなど色々と言われていますが、その真意はいまだ不明です。
加入すると信じていたレアルのファンは当然激怒しており、もう今後二度とレアルにエムバペを加入させなくていいとそっぽを向いてしまいました。
今シーズンもまだエムバペはクラブに残っていますが、退団の噂は常に流れています。
また、パリ・サンジェルマンはエムバペやネイマールなど豪華な攻撃陣へ目が行きがちですが、
- GKはかつてミランで守護神だったドンナルンマ
- バイエルンでもユーティリティなDFとして活躍したエルナンデス
- 今や世界一のサイドバックという声も上がるハキミ
- PSGの心臓を担うヴェッラッティ
このように攻撃陣以外も超一流の選手が多数在籍しています。
攻守ともに一流選手が揃っていますね!
今シーズンから新加入の選手情報
ポジション | 選手名 | 前所属 | 形態 |
---|---|---|---|
GK | ケイラー・ナバス | ノッティンガム・フォレスト | ローン移籍 |
GK | アルナウ・テナス | バルセルナB | 完全移籍 |
DF | ミラン・シュクリニアル | インテル・ミラノ | 完全移籍 |
DF | レーバン・クルザワ | フラム | ローンバック |
DF | リュカ・エルナンデス | バイエルン・ミュンヘン | 完全移籍 |
MF | 李 康仁 | マジョルカ | 完全移籍 |
MF | ジョルジニオ・ヴァイナルダム | ASローマ | ローンバック |
MF | エドゥアール・ミシュ | サンダーランド | ローンバック |
MF | マヌエル・ウガルテ | スポルティングCP | 完全移籍 |
MF | シェール・ヌドゥール | ベンフィカ | 完全移籍 |
FW | マルコ・アセンシオ | レアル・マドリード | 完全移籍 |
FW | ユリアン・ドラクスラー | ベンフィカ | ローンバック |
FW | ゴンサロ・ラモス | ベンフィカ | 完全移籍 |
FW | ウスマン・デンベレ | バルセロナ | 完全移籍 |
FW | ランダル・コロ・ムアニ | フランクフルト | 完全移籍 |
今シーズンもパリ・サンジェルマンは実力者を数名獲得しています。
まずミラン・シュクリニアルですが、長きにわたってセリエAの名門インテルのセンターバックとしてチームを支えてきました。
187cmの身長とガタイの良さを活かした守備が特徴で、対人の強さはフランスでもトップクラスでしょう。
さらにはドイツの王者バイエルン・ミュンヘンからスピードとスタミナを兼ね備えたリュカ・エルナンデスを獲得しています。
中盤は華麗なパスとドリブルを武器とする李康仁と、日本代表の守田英正とボランチを組んでいたマヌエル・ウガルテを獲得しました。
ウガルテはアグレッシブなプレースタイルが持ち味の守備的ミッドフィルダーで、イングランドの名門リバプールも約70億で獲得を狙っていたとされる逸材です。
パリ・サンジェルマンらしい華のあるビッグネームとして、レアル・マドリードからマルコ・アセンシオを獲得しています。
アセンシオは天才と言われ、ジダンからも時代を創れる選手と評価されるほどの名手です。
ドリブル、パス、シュートどれをとっても一級で、味方との連携も優れています。
そしてメッシとネイマール退団に備え、ベンフィカからゴンサロ・ラモス、バルセロナからウスマン・デンベレを獲得しました。
ラモスは移籍金約100億円、デンベレは移籍金約80億円とビッグディールを成立させています。
新たなスター選手を迎え、今シーズンも非常に楽しみですね!
冬シーズンの加入選手情報
ポジション | 選手名 | 移籍クラブ |
---|---|---|
DF | ルーカス・ベラウド | サンパウロ |
オフシーズンで退団した選手情報
ポジション | 選手名 | 移籍先 | 形態 |
---|---|---|---|
DF | エル・シャダイル・ビチアブ | RBライプツィヒ | 完全移籍 |
DF | セルヒオ・ラモス | 未定 | 契約満了 |
DF | ファン・ベルナト | ベンフィカ | ローン移籍 |
DF | ティモテ・ペンベレ | サンダーランド | 完全移籍 |
MF | ジョルジニオ・ヴァイナルダム | アル・イテファク | 完全移籍 |
MF | マルコ・ヴェッラッティ | アル・アラビ | 完全移籍 |
FW | リオネル・メッシ | インテル・マイアミ | 完全移籍 |
FW | ネイマール | アル・ヒラル | 完全移籍 |
MF | レアンドロ・パレデス | ASローマ | 完全移籍 |
MF | レナト・サンチェス | ASローマ | ローン移籍 |
かつてはバルセロナとレアル・マドリードでライバル同士だったセルヒオ・ラモスとリオネル・メッシですが、パリ・サンジェルマンでは同士として良好な関係を築いていました。
メッシは退団後にMLSのインテル・マイアミへ移籍しましたが、ラモスもメッシの後を追うようにインテル・マイアミへ入団するのではと噂されています。
パリ・サンジェルマンで夢の共闘を果たした2選手ですが、今後もアメリカでサッカーファンの心を躍らせてくれるかもしれません。
そしてメッシやラモス以上に今夏の移籍市場を驚かせたのが、ネイマールの中東移籍です。
ネイマールは31歳と、まだ数シーズンは欧州の最前線で活躍できる年齢でしたが、話題のサウジマネーによりベンゼマやカンテの所属するアル・ヒラルへ移籍しました。
メッシとネイマールが同時に退団してしまうと、ネームバリューが落ちてしまうことは否めませんね。
世界最高の選手を失ったのは、クラブにとって大きな痛手です。
冬シーズンの放出選手情報
ポジション | 選手名 | 移籍クラブ |
---|---|---|
MF | シェール・ヌドゥール | ブラガ |
FW | ウーゴ・エキティケ | フランクフルト |
パリ・サンジェルマンFCの基本戦術 フォーメーションについて
パリ・サンジェルマンのフォーメーションは、3-4-2-1もしくは4-3-3で構成されています。
リオネル・メッシとネイマールは抜けましたが、アセンシオとデンベレ、ラモスにコロ・ムアニを補強したことで前線の穴を埋められるかは注目です。
DFはエルナンデスとシュクリニアルを獲得したことにより守備の厚さを増したため、親善試合では4-3-3をベースにしています。
今後はマルキーニョスとシュクリニアルのコンビがセンターバックを組み、4バックが主体となるかもしれません。
中盤はヴェラッティが急な戦力外通告を受け退団しました。
しかし、ヴィティーニャやファビアン・ルイスも調子が良く、新加入のウガルテも即戦力のため、どのようにローテーションを回すか注目です。
中盤のサイドではイタリアの新たな逸材と騒がれているシェール・ヌドゥールがおり、今後新たなチームの顔となる可能性があり非常に楽しみです。
メッシというスペシャルな選手は抜けましたが、その分守備が強化されています。
パリ・サンジェルマンFC 2023-24のキープレーヤー
2023-24シーズンのパリ・サンジェルマンのキープレイヤーを3名ご紹介します。
ジャンルイジ・ドンナルンマ|イタリア代表
生年月日:1999年2月25日
身長/体重:196cm・90kg
ポジション:GK
利き足:右足
国籍:イタリア
クラブ歴:ミラン→パリ・サンジェルマンFC
22/23シーズン成績:38試合・0得点・0アシスト
推定市場価格:45.00m€(約70億円)
ジャンルイジ・ドンナルンマは右利きの選手で、ポジションはGKです。
ミランでは6シーズン過ごしてチームの顔だったのにもかかわらず、フリーでパリ・サンジェルマンへの移籍を決めたことから、未だにミランファンからブーイングを浴びています。
しかし、昨シーズンはリーグ戦に全試合出場し、ようやくミランよりもパリの選手という印象が付いてきました。
ドンナルンマの特徴は圧倒的な瞬発力にあり、それに加え長身で手足も長いため、普通のキーパーでは止められないボールでもドンナルンマならシュートストップが可能です。
世界的に見てもゴールキーパーでは現在ドンナルンマが世界一と言っても過言ではなく、これからさらなる飛躍を期待されています。
ドンナルンマはまだ24歳と若く、GKは選手寿命も長いため、今後しばらくパリ・サンジェルマンの守護神は安泰かもしれません。
キリアン・エムバペ|フランス代表
生年月日:1998年12月20日
身長/体重:178cm・73kg
ポジション:FW
利き足:右足
国籍:フランス
クラブ歴:モナコ→パリ・サンジェルマンFC
22/23シーズン成績:34試合・29得点・5アシスト
推定市場価格:180.0m€(約280億円)
キリアン・エムバペは、現在の移籍市場で堂々1位のヤングスターです。
パリ・サンジェルマンで圧倒的な成績を残すことはさることながら、代表でもチームの顔として活躍しています。
2018年のロシアワールドカップでは、決勝トーナメントで当時19歳とは思えない活躍を見せ、世界に衝撃を与えました。
そんな神童エムバペですが、幼少期からフランス代表に出てワールドカップで優勝すると語っており、父親も熱中の範囲を超えサッカーに狂っていたと話しています。
サッカーに愛された若きスターですが、今後もメッシやロナウドが打ち立てた記録を塗り替える可能性のある選手として期待されています。
異次元のプレーで、いつも世界を驚かせています。
マルキーニョス|ブラジル代表
生年月日:1994年5月14日
身長/体重:183cm・75kg
ポジション:DF
利き足:右足
国籍:ブラジル
クラブ歴:コリンチャンス→ローマ→パリ・サンジェルマンFC
22/23シーズン成績:33試合・2得点・0アシスト
推定市場価格:65.00m€(約102億円)
マルキーニョスは2013年からクラブに在籍している古株で、守備の大黒柱として今シーズンもチームを支えています。
本職は右センターバックですが、中盤で守備的ミッドフィルダーとしても高い能力を発揮するほか、サイドバックとしてもプレーできる汎用性も持っています。
対人の強さは素晴らしく、安易に飛び込んだりもせずベテランらしい安定した守備は見ていて安心できます。
前線へのロングフィードも正確に通すことができ、マルキーニョスはエムバペやネイマールと同じ、もはやそれ以上に重要な存在と言えます。
マルキーニョスはチームでもブラジル代表でも象徴的存在です!
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まとめ
いかがでしたか。
今回は、パリ・サンジェルマンFCのフォーメーション・スタメン・選手メンバーについて詳しく解説してきました。
パリ・サンジェルマンは世界中一流選手を集めており、クラブではしばらく1強状態が続いています。
一強状態がゆえに普段張り合いがなく、国際大会のチャンピオンズリーグでは勝てないと言われていますが、今後悲願の初優勝を果たすときは来るでしょうか。
パリ・サンジェルマンには今後の国際大会の活躍と、今以上のドリームチーム編成に期待したいと思います。
ご覧いただきありがとうございました!