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サッカーのコーナーキックとは?ルール・蹴り方・オフサイドの有無・戦術について

「サッカーのコーナーキックについて知りたい」
「コーナーキックにも戦術はあるの?」
「コーナーキックはどこを狙うと点が入りやすいの?」

今回の記事では、このような声にお答えしていきます!

サッカーにおいてコーナーキックは、相手に邪魔されずに蹴れるセットプレーとして、重要なプレーの一つです。コーナーキック一つをとってもたくさんの戦術があり、プレーを見ている我々を魅了してくれます。

しかし、コーナーキックにもルールが設けられており、最低限の知識として知っておく必要があります。

そこで今回は、コーナーキックのルールと様々な戦術について解説していきます。

目次

サッカーのコーナーキックとは?


サッカーのコーナーキックには、主な決まりが7つあります。

サッカーのコーナーキックのルール
  1. ボールが明らかに動いた時点でインプレー
  2. コーナーキックをした選手はボールに再度タッチできない
  3. 直接ゴールを狙うことも可能
  4. コーナーアーク内から蹴ること
  5. キッカー(蹴る人)は誰でも良い
  6. コーナーキックにオフサイドは適用されない
  7. 相手選手はコーナーアークから半径9.15m以上離れること

1つずつ解説します。

①ボールが明らかに動いた時点でインプレー

明らかに動いた時点と強調されたような表現ですが、一昔前は相手を騙すプレーとして、ボールをセットした瞬間にちょこんとボールを蹴り、時間稼ぎをするなどということがありました。

しかし、その後ルール改正によりパスかゴール前に放り込むか、明らかにボールが動いたときのみインプレーとなるよう変更されています。

ちなみにボールが動いている状態で蹴るとやり直しになるため、確実にボールが止まっていることを確認してから蹴る必要があります。

②コーナーキックをした選手はボールに再度タッチできない

コーナーキックを蹴った選手は、次に味方がボールに触れるまで再度タッチすることはできません。

これはフリーキックやPKなどのセットプレーでも共通で、キッカーがそのままドリブルでボールを運ぶことはできないということですね。

2回触ると反則となり、相手ボールのフリーキックになります。

③直接ゴールを狙うことも可能

コーナーキッカーは、直接ゴールを狙うことも可能です。

相手のDFとGKは、ゴール前に入ってきている相手選手のマークに意識しているため、キッカーが直接ゴールを狙うことは意外にも有効な手段です。

しかし、角度のない場所から蹴ってキーパーが構えている場所でゴールを決めるという高難度の技のため、プロの試合ではほとんどお目にかかれることはありません。

蹴る位置はゴールと垂直で角度がないため、ボールに回転をかけてカーブをかけることで、ゴールの枠を狙うことができます。

④コーナーアーク内から蹴ること

コーナーキックを蹴るときは、このコーナーアークの中であればどこにセットして蹴っても構いません。

白線(ライン)の上でもボールをセットすることは可能です。

ボールがゴールラインを割ったとき、近い位置のコーナーアークにボールをセットしてコーナーキックを始めます。

ボールを蹴るときはコーナーフラッグ(旗)がどうしても邪魔になりますが、抜くことはできませんので、うまく蹴る位置から避けてボールを置く必要があります。

海外サッカーだと観客席とコーナーの位置が近く、選手は助走の距離が取れず蹴り辛そうな場面をよく見かけます。

⑤キッカー(蹴る人)は誰でも良い

コーナーのキッカーは、味方のフィールドプレーヤーであればだれが蹴っても良いとされています。

基本的には背が低くゴール前での競り合いに不向きな選手か、単純にキック精度が高く狙った場所に蹴れる選手がキッカーを務めることがほとんどです。

キーパーもコーナーキックを蹴ることは可能ですが、自陣のゴールががら空きになってしまうことから、現実的にキーパーがキッカーとなることはありません。

⑥コーナーキックにオフサイドは適用されない

コーナーキックはゴールラインと同じ場所にボールをセットすることから、オフサイドになることはありません。

しかし、コーナーでボールを蹴った後、味方にボールが当たったらその位置からオフサイドルールは復活するため注意が必要です。

ありがちなパターンとして、ショートコーナーで味方にパスをした後、ゴールライン付近にいるキッカーにリターンでボールを返してオフサイドとなってしまうことがあります。

⑦相手選手はコーナーアークから半径9.15m以上離れること

コーナーキックを蹴るとき、相手選手が近くにいるとぶつかってゴール前にボールを上げられないことから、相手選手はコーナーアークから9.15m以上離れなければならないという規定があります。

コーナーになると審判が「ここまで離れるように」と選手に指示しますが、相手キッカーがボールを蹴る前に何度も近づいたりと悪質な行為がある場合は、カードの対象となります。

キッカーから9.15mも離れているため、普通に蹴ればまず相手にボールを当ててしまうことはありません。

サッカーのコーナーキックの戦術について

コーナーキックには、ただゴール前に蹴り込むだけでなく、様々な戦術が存在しています。

チームごとに考え抜かれたトリックプレーは色々とありますが、その中でも代表的なコーナーキックの蹴り方・戦術を6つ紹介します。

①ショートコーナー

ショートコーナーはキッカーの近くまで味方が寄ってきて、ボールを受けることをいいます。

ショートコーナーを使うメリットとして、

  • 早くプレーを再開(リスタート)できる
  • 一度味方にボールを預けてゴール前へクロスを上げることで、角度が変わり相手も対応しづらくなる
  • ただただコーナーキックで中に蹴り込むだけより、バリエーションが増え相手を困らせることができる
  • 残り時間が少ない時はあえてショートコーナーで確実に味方に預けることにより、カウンターを食らう心配がなくなる
  • 明らかに相手の方が長身で競り合いが不利なとき、ショートコーナーでパスを繋ぐことでゴールの可能性が高まる

このように場面に応じてたくさん使い方があります。

コーナーキックはゴール前の守備を固められていますので、ショートコーナーで相手を揺さぶることはかなり有効的です!

②高い軌道・低い軌道・速い・遅いキック

ボールの蹴り方一つにも、チームの特性を活かして軌道や速さを変えることがあります。

  • 味方が高身長で競り合いが有利なときは、あえて高い軌道で蹴り込む
  • 味方が競り合いで劣っているのであれば、あえて低い軌道で蹴り込む
  • シュート並みに速いボールを蹴り込むことで、クリアの処理を難しくさせる
  • 高い軌道+遅いキックで蹴ることによって、より高身長の選手を活かすことができる

日本代表のように比較的平均身長が低い国は、高い軌道に不向きということですね!

③ニアで角度を変えるキック


サッカーではゴールを中心に見たとき、ボールに近い位置をニア(近い)と呼びます。

キッカーがあえてニアの選手を狙って蹴り、ヘディングで角度を変えてゴール前に入れることにより、相手は角度が変わる分対応しづらくなります。

味方が競り合いで分が悪い時に有効的な手段です!

④ファーからの折り返しを狙うキック


サッカーではゴールを中心に見たとき、ボールから遠い位置をファー(遠い)と呼びます。

キッカーがあえてファーの選手を狙って蹴り、ヘディングで中に折り返すことにより、相手はマークしている選手を見失う分対応しづらくなります。

味方が競り合いで分がある時に有効的な手段です!

⑤ペナルティアーク付近にキックし、味方からのシュートを狙う


図のように、ゴール付近は相手が密集してなかなかゴールが入りづらいです。

そのため、あえてペナルティアーク付近にいるフリーの味方へボールを出し、ミドルシュートを打たせるという戦術があります。

ゴールから離れた距離からシュートを打つ分難易度は高いですが、ゴール前に意識が向いていた相手の不意を突くことができます。

⑥ストーンを狙ったキック


ストーンとは、セットプレーの時ゴール前を守っている選手のことを指します。もっと厳密に言うと、ゴールのニアサイドを守っている選手を指します。

サッカーにおいてコーナーキックでストーンを狙うとなった場合、相手のゴール前を守っている選手付近で、キーパーが飛び出してセービングするかしないか迷う絶妙な位置のことを言う場合が多いです。

ストーンに蹴ることができれば、相手のGKとDFはお互い処理を譲り合うというミスを誘発しやすくなるというメリットがあります!

まとめ

いかがでしたか。

今回は、コーナーキックについてのルールと、コーナーキック時に使われる戦術について解説してきました。

どれだけ流れが悪くても、コーナーキック(セットプレー)は流れを断ち切れる可能性のある非常に重要なプレーの一つです。

試合観戦の時にはどのような配置・蹴り方で工夫しているのか、ぜひ注目しながら見てみてください。

コーナーキックに注目するという、新たな楽しみ方が一つ増えましたね!

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この記事を書いた人

サッカー経験10年・海外サッカー観戦歴14年の「guna」です。名前からお察しの方もいると思いますが、海外サッカーではプレミアリーグのアーセナルを応援しています。(アーセナルファンの名称がグーナー)
主にはプレミアリーグの試合を観戦しておりますが、長年のサッカー好きが高じて、3年前よりスポーツライターとして活動しております。「スポログ!」を通じて、スポーツへの関心や挑戦のきっかけになれれば嬉しいです。

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