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ファールボール・ホームランボールの死亡事故ってあるの?日本の失明事故や避け方などについて

「ホームランボールが当たって起きた事故はあるの?」
「日本の野球スタジアムでも事故が起きたことはあるの?」
「ファールボールを避ける方法や注意点を知っておきたい!」

今回の記事では、このような疑問や声にお答えしていきます!

野球の醍醐味と言えば、選手が放ったホームラン

生のホームランを目にできるスタジアム観戦を楽しみにしている方も多いと思います。

しかし、観客席に直接飛んでくるファールボール・ホームランボールは重大な事故につながる危険もあります。

そこで今回の記事では、ファールボール・ホームランボールで起きた事故や身の安全の守り方などについて解説していきます。

実際の事故を知って注意しておけば自分のみを守るために役立ちます。スタジアム観戦を心置きなく楽しむために、ぜひ最後までご覧ください!

目次

ファールボール・ホームランボールの死亡事故ってあるの?

ファールボールやホームランボールが観客に当たり死亡した事故はあるのでしょうか?

死亡した事故はメジャーリーグ(米国)で発生していますが、日本では発生していません。
ただし、怪我などは多く発生しています。

日本プロ野球では硬式のボールが用いられており、重さはおよそ150g、直径は7センチ以上あります。

そのボールが時速150キロ以上の速さで飛んでくると考えると、ファールボール・ホームランボールは重大な事故が起きてもおかしくないものです。

150キロの速さで投げられたボールでも打撃によって180キロ以上の速さになることもあります。

防具やグローブを身に付けていない上に、普段からボールに慣れているわけではない観客にとって、想像以上に危険なことです。

世界や日本の球場でも、実際に事故が起きています。

この記事では実際の事故について紹介し、事故を防ぐ方法について解説していきます。

ファールボールの死亡・怪我をした事件

まずは、ファールボールによって死亡・怪我をした事件についてです。

ファールボールは、打者との距離が非常に近い位置にボールが飛んでくることもあります。

距離が近い分、ボールは速度を保ったままわずか1~2秒後に観客席に到達します。

球場では、ファールボールに注意するようにアナウンスが流れるほど、重大な事故につながりやすいボールです。

死亡事故について

ファールボールによって起こった死亡事故にはこのようなものがあります。

年代球場内容
2018年ドジャー・スタジアム79歳の方が死亡
1970年ドジャー・スタジアム14歳の方が死亡

どちらの事故もアメリカのロサンゼルスにあるドジャー・スタジアムで起こっています。

2018年に起こった事故では頭部にボールが当たった観客が、4日後に脳出血により死亡しました。

これはメジャーリーグではおよそ50年ぶりとなる死亡事故でした。

ボールが直接当たったことによる死亡事故については、現在日本では起こっていないようです。

怪我をした事故について

日本の球場で観客が怪我を負った事故にはこのようなものがあります。

年代球場内容
2011年阪神甲子園球場バットが右頬に突き刺さって大怪我
→損害賠償認められず
2010年札幌ドーム右眼を失明
→球団については3300万円超の損害賠償責任が認められました

野球が盛んなアメリカや日本では観客が怪我した事件が多く存在しています。

札幌ドームで起きた事故では、一塁側内野席に飛んだファールボールが観客の顔に直撃しました。

観客がボールを見ていなかった場合やフェンスが低くボールを防ぎきれなかった場合など、様々な要因で重大な事故が起きています。

ホームランボールの怪我をした事件

ホームランボールによって怪我をした事件も存在しています。

ファールボールと比べて観客が怪我をした事件は少ない傾向にあります。

ファールに比べて飛距離が長く、ボールの威力が弱まることや到達速度も遅いため観客が身の安全を守りやすいという理由が考えられます。

ボールが直接当たった以外にも、ホームランボールをキャッチしようとした観客同士の接触事故バランスを崩した転落事故も起きています。

臨場感を重視し防護ネットが少ない傾向にある球場では、特に注意が必要です。

そのような球場はアメリカに多いですが、日本にも存在しています。

ファールボール・ホームランボールによる怪我は自己責任

ファールボール・ホームランボールによって観客が怪我をした場合、責任はどこにあるのでしょうか。

日本プロ野球の試合観戦契約約款では、以下のとおり定められており、基本的に観客の自己責任としています。

第13条 (責任の制限)
 主催者及び球場管理者は、観客が被った以下の損害の賠償について責任を負わないものとする。但し、主催者若しくは主催者の職員等又は球場管理者の責めに帰すべき事由による場合はこの限りでない。
(1) ホームラン・ボール、ファール・ボール、その他試合、ファンサービス行為又は練習行為に起因する損害
(2) 暴動、騒乱等の他の観客の行為に起因する損害
(3) 球場施設に起因する損害
(4) 本約款その他主催者の定める規則又は主催者の職員等の指示に反した観客の行為に起因する損害
(5) 第6条の入場拒否又は第10条の退場措置に起因する損害
(6) 前各号に定めるほか、試合観戦に際して、球場及びその管理区域内で発生した損害
 前項但書の場合において、主催者又は球場管理者が負担する損害賠償の範囲は、治療費等の直接損害に限定されるものとし、逸失利益その他の間接損害及び特別損害は含まれないものとする。但し、主催者若しくは主催者の職員等又は球場管理者の故意行為又は重過失行為に起因する損害についてはこの限りでない。

 観客は、練習中のボール、ホームラン・ボール、ファール・ボール、ファンサービスのために投げ入れられたボール等の行方を常に注視し、自らが損害を被ることのないよう十分注意を払わなければならない。

引用元:試合観戦契約約款 第13条(責任の制限)

実際に、スタジアムを所有する球団側と観客側で争われた裁判では、観客側に責任があるとする判例が多く出ています。

球団側が防護ネットや注意喚起などの安全措置を講じたうえで、最後には観客が自らを守る必要があります。

ただし、上記はあくまでも球場内の話のみであり場外ホームランなどの場合は、球団が責任を持つことが多いようです。

ファールボール・ホームランボールの避け方

自ら身を守るために、スタジアム観戦ではファールボールの避け方を絶対に覚えておくべきです。

  • 打球から目を離さない
  • 両手が塞がらないようにする
  • 常に動けるようにする
  • ボールが飛んできたら、かがんで頭を守る
  • ボールの「跳ね返り」も見届ける
  • キャッチしようとしない

徹底して意識しておくべきことは「打球から目を離さない」ことです。

バッターが打った瞬間だけ見てふと目を離した観客が、目の前に迫ったボールに気が付かなかった事故も実際に起きています。

とっさに頭をかばえるように両手は空けて体を動かせるようにしておくことも大切です。

また、素手でボールをキャッチするのは極めて危険な行為です。

身を乗り出した拍子にほかの観客と衝突したり、バランスを崩して転落死する事故が起きたこともあります。

打球を見ただけではボールの着地地点の判断が難しいため、ほんの一瞬の油断が重大な事故につながります。

一緒に観戦する子供や初心者の方には、ボールに注意するよう前もって伝えておきましょう。

ファールボールが飛んできやすい席を選ばない

事故を防ぐために、ファールボールが飛んできやすい席を選ばないという手も有効です。

これらの席はファールボールが届きにくいです。

  • バックネット裏
  • グラウンドから遠い席(上段の席)
  • 外野席

幼い子供を連れているなど試合中に目を離す可能性が高い方や、野球観戦に慣れていない方はこれらの席を選ぶことをおすすめします。

上段の席は球場全体を見渡すことができるので、初心者の方でも試合を追いやすいというメリットもあります。

選手から近い席は臨場感がありますが、その分危険度も高いことを覚えておきましょう。

まとめ

いかがでしたか?

今回の記事では、ファールボール・ホームランボールで起きた事故や身の安全の守り方などについて解説してきました。

負傷事故が起きても損害賠償は認められず、観客の自己責任とされることが多いのが現状です。

まずは自分のみは自分で守ることを意識して、スタジアム観戦に向かうようにしましょう。

気持ちよく野球を楽しむためにも、安全第一の心がけは忘れないようにしたいですね。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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この記事を書いた人

hakuのアバター haku 監修者・執筆者

2020年からWeb制作を始めて、日々勉強中。現在は複数のメディア運営とホームページ制作・ローカルSEOに従事しています。Google 広告「検索広告」認定資格取得・SEO検定1級資格取得。趣味でスポーツを観戦しており、パーソナルジムは2年ほど通っています。テニスとサッカー、運動が好き。

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