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サッカーのゴールライン判定は?ゴールラインテクノロジー(GLT)や第5・第6審判について解説!

「サッカーのゴール判定ってどうするの?」
「ゴールラインの判定技術は向上しているの?」
「サッカーのゴールを判定するのはどんな審判?」

今回の記事では、このような声にお答えしていきます!

サッカーは、相手ゴールにボールを入れたら得点になるスポーツです。では、ボールがゴールの枠に当たって跳ね返った場合はどうなるのでしょう?

今回の記事では、意外と知らない「サッカーのゴールライン判定」について詳しく解説していきます。

ゴールの判定に重要なゴールラインや審判、最新技術についても解説します。ゴールの基準をしっかり分かってからサッカーを観戦すると、さらに白熱した戦いを楽しめるようになりますよ!

目次

サッカーのゴールラインとは?

サッカーのゴールラインとは、サッカーのフィールドのうち両端にある短い2辺です。ゴールはゴールラインの外側に設置されているため、入り口部分がゴールラインに接することになります。

ゴールラインの長さについて

ゴールラインの長さは、競技規則では次のように決められています。

  • 通常の試合:45メートル~90メートル
  • 国際的な試合:64メートル~75メートル

競技会は、上記の大きさの範囲内でゴールラインの長さを設定することができます。

日本では一般的にゴールラインは68メートルとされています。

日本国内での国際試合および国民体育大会等の全国的規模の大会での競技のフィールドの大きさは、105m×68mとする(1985年11月21日理事会決定)。
なお、FIFAは、ワールドカップ、オリンピック等の競技のフィールドの大きさを105m×68mと定めている。

引用元:サッカー競技規則

上記のとおり、フィールドの短い辺(ゴールライン)が68メートルとなっています。

ボールが完全にゴールラインを超えない限りはインプレー

サッカーの試合では、ボールが完全にゴールラインを超えると試合が中断されます。ゴール付近でボールがキックされた場合でも、完全にゴールラインを超えない限り試合は続いています。

試合が続いている状態をインプレーと呼びます。

ゴール枠外のラインを超えた場合、最後に触れた選手(ボールを出した選手)の相手チームがキックする形で試合を再開します。

キックするのが守備側の場合はゴールキック、攻撃側の場合はコーナーキックを行います。ゴール枠内のラインを超えてゴールに入った場合、最後に触れた選手が攻撃側なら得点になります。

ゴールの判定について

サッカーのゴール判定については、ゴールラインを超えたかどうかが基準になっています。

ゴール判定になるパターン

ボールがゴールラインを完全に超えた場合

ゴール判定にならないパターン
  1. ボールがゴールラインの上に乗っている場合
  2. ボールがゴールラインに触れている場合

「ボールがゴールラインを超える」とは、蹴られたボールが空中に浮かんだ状態でラインを超えた場合も含まれます。

ゴールのネットに触れたかどうかや、ゴール枠に当たったかどうかは判定基準に入っていません。

あくまでゴールの入り口であるゴールラインを超えて、完全にボールがゴール枠内に入った場合にのみゴールと判定されます。

ゴールを判定する審判について

ボールがゴールラインを超えたかどうかを判定するのは審判です。

他のルールと同じく、基本的には主審がゴールを判定します。

そのほかに、後述するゴールラインテクノロジー(GLT)が導入されている場合は、それによって判定されることもあります。

第5・第6審判について

リーグによっては、ゴール判定を専門にする審判がいる場合もあります。両方のゴール脇に立っている審判で、第5・第6審判と呼ばれています。

第5・第6審判が導入されているリーグ例

ワールドカップなど

第5・第6の審判の導入は海外の一部トップリーグや主要な国際大会に限られています。競技規則として定められているわけではなく、導入しなくても規則違反にはなりません。

人員が確保できない、資金不足などの理由から、現在でもあまり主要な手段として浸透していません。

ゴールラインテクノロジー(GLT)とは?

ゴールラインテクノロジー(GLT)とは、サッカーのゴール判定に使われる電子機器や技術の総称です。カメラ映像で判定するものや、ボールに電子チップを埋め込んで判定するものなどがあります。

これらはゴールの判定が難しい場合でも誤審を防ぐために導入されました。

ボールがゴールの枠内を完全に超えたかどうかは、キーパーの妨害やゴール枠に衝突して跳ね返った場合など判断が難しい場合が多くあります。

審判の目視以外に科学的な根拠をもとに判定する手段として、ゴールラインテクノロジー(GLT)は非常に重要視されています。

導入されたきっかけについて

ゴールラインテクノロジー(GLT)が導入されたきっかけは、ある有名な誤審があったことです。

2010年サッカーワールドカップの決勝トーナメントにおいて、イングランド対ドイツの試合で誤審が起き、得点が認められなかったイングランドが結果として敗北することになりました。

この試合では、バックスピンがかかったボールがゴールラインを超えた後フィールドに戻り、キーパーがキャッチしたため得点が認められませんでした。

2000年代ごろ、テニスなどのほかのスポーツで積極的にゴールラインテクノロジー(GLT)が導入され始めていましたが、サッカーでは遅れていました。

その理由は、導入するのにコストがかかることや気候条件で左右されるといった問題があったためです。

GLTはテスト導入の後に凍結されていましたが、上記の2010年の誤審がサッカー界最大の大会であるワールドカップで起きたことから、導入を求める声が高まりました。

その後国際サッカー連盟(FIFA)によって導入が検討され、2014年サッカーワールドカップではじめて導入されました。

競技規則には2013/14規則でホークアイ(カメラ式)とGoalRef(磁場式)が原則として承認されました。

ゴールラインテクノロジー(GLT)が導入されている主要リーグ

ゴールラインテクノロジー(GLT)は現在主要なリーグの多くで導入されています。

ゴールラインテクノロジー(GLT)が導入されているトップリーグ例
  1. リーグ・アン
  2. セリエA
  3. ブンデスリーガ
  4. プレミアリーグ

世界で見ると、167以上のリーグでゴールラインテクノロジー(GLT)が導入されています。

一方、Jリーグではビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)制度は導入されていますが、GLTは導入されていません

コスト面のハードルが高いためですが、主審の誤った判断を防ぐため、今後さらに導入への議論が進んでいくと予想されます。

技術の向上によりコストが削減され、より導入されやすくなることが期待されます!

まとめ

いかがでしたか?

今回の記事では、サッカーのゴールライン判定に関して、ラインの位置や判定基準、審判や最新技術について詳しく解説してきました。

ゴールはサッカー観戦で一番印象的なシーンですが、細かいルールは意外と知らないままだったという方も多いと思います。

ぜひ次に観戦するときには、この記事の内容を思い出しながらゴールシーンに注目してみてください!

最後までご覧いただきありがとうございました!

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この記事を書いた人

サッカー経験10年・海外サッカー観戦歴14年の「guna」です。名前からお察しの方もいると思いますが、海外サッカーではプレミアリーグのアーセナルを応援しています。(アーセナルファンの名称がグーナー)
主にはプレミアリーグの試合を観戦しておりますが、長年のサッカー好きが高じて、3年前よりスポーツライターとして活動しております。「スポログ!」を通じて、スポーツへの関心や挑戦のきっかけになれれば嬉しいです。

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