世界競技人口が他スポーツと比べてダントツに多いバレーボール。世界中で親しまれ、国際リーグも頻繁に開催されています。
そんなバレーボールにはFIVB(国際バレーボール連盟:Fédération Internationale de Volleyball)が定めた世界ランキングが存在します。
今回はFIVBバレーボール世界ランキングについて男女含め解説します。
気になる日本は何位かな?
FIVBバレーボール世界ランキング男子 TOP20選
順位 | 国名 | スコア |
---|---|---|
1位 | ポーランド | 421.14 |
2位 | アメリカ合衆国 | 390.91 |
3位 | イタリア | 342.43 |
4位 | 日本 | 340.30 |
5位 | ブラジル | 338.17 |
6位 | アルゼンチン | 314.35 |
7位 | スロベニア | 307.12 |
8位 | フランス | 306.80 |
9位 | セルビア | 253.22 |
10位 | ドイツ | 249.10 |
11位 | キューバ | 236.96 |
12位 | カナダ | 222.17 |
13位 | オランダ | 214.58 |
14位 | トゥルキエ(トルコ) | 210.73 |
15位 | イラン | 207.82 |
16位 | ウクライナ | 197.60 |
17位 | ベルギー | 182.20 |
18位 | エジプト | 164.05 |
19位 | チェコ | 160.71 |
20位 | ブルガリア | 160.07 |
2024年3月24日時点
FIVBが公式に発表している男子バレーボール世界ランキングにおいて、2023年に引き続き日本は4位にランクインしています。世界トップ10位にランクインしているあたり、日本もバレーボール強豪国といえます。
ロシアとベラルーシは、国際オリンピック委員会の勧告により、通知があるまで国際大会への参加資格がない状態を継続し、ランキングポイントが凍結され、世界ランキングに表示しないことが決定されております。
ただし、ランク決めしているスコアにも目を向けると日本とその上位の国には大きなスコア差があります。今後、日本はこの差をどうやって縮めていくのかに注目が集まっています。
現在、世界トップに君臨しているのは、ポーランドです。
ポーランドは国際大会でも上位常連国です
FIVBバレーボール世界ランキング女子 TOP20選
順位 | 国名 | スコア |
---|---|---|
1位 | トゥルキエ(トルコ) | 397.46 |
2位 | アメリカ合衆国 | 358.62 |
3位 | ブラジル | 352.55 |
4位 | セルビア | 350.86 |
5位 | イタリア | 338.97 |
6位 | 中国 | 329.65 |
7位 | ポーランド | 327.89 |
8位 | ドミニカ共和国 | 308.86 |
9位 | 日本 | 305.09 |
10位 | オランダ | 287.94 |
11位 | カナダ | 265.66 |
12位 | ドイツ | 228.36 |
13位 | タイ | 222.00 |
14位 | ベルギー | 199.57 |
15位 | フランス | 184.99 |
16位 | プエルトリコ | 177.67 |
17位 | アルゼンチン | 177.17 |
18位 | チェコ | 171.96 |
19位 | ウクライナ | 171.30 |
20位 | ブルガリア | 165.39 |
2024年3月24日時点
女子バレーボール世界ランキングにおいて、2023年に引き続き日本は9位。男子と同じく女子バレーも世界に引けを取っていません。
2024年3月時点で女子バレーの世界トップとなっているのはトゥルキエ(トルコ)です。
日本のバレーボール世界順位は男子4位・女子9位
日本バレーボールの世界順位は男子が4位、女子は9位にランクインしています。
どちらも世界トップ10に食い込んでいます。
海外選手に比べ体格が小さい傾向にある日本選手ですが、プレー技術とチームワークでカバーし世界の強豪チームたちと渡り合っています。2019年ワールドカップ男子バレーボールでは4位、東京オリンピックではベスト8という好成績であるため今後の活躍に期待が高まっています。
2023年バレー日本男子ネーションズリーグで大会初の銅メダル獲得しました
ただし、男女どちらも世界トップ3とのスコア差が大きいのも現実。これからどういった武器・戦術で挑み続けていくかも注目したいポイントです。
ちなみに日本男子は龍神NIPPON、日本女子は火の鳥NIPPONという愛称です。
カッコいいですね!
総合的に世界でバレーボールが強い国TOP5
バレーボールは世界的に競技人口が多いスポーツのひとつ。国によっては男子女子どちらもランキング上位に食い込む実力を有しています。
総合的にバレーボール強豪国がどこなのかについて解説します。
1位:アメリカ
バレーボール発祥国であるアメリカも当然、総合的にバレーボールレベルが高いです。
世界ランキングは男子2位、女子が2位。
男子バレーボールでは北京オリンピック、女子バレーボールでは東京オリンピックにおいて、強豪ブラジルを破り金メダルを獲得しています。アメリカ人ならではの恵まれた高身長な体格やパワーのあるプレーは、バレーボールにおいても強力な武器となります。
とはいえ、アメリカにおいてバレーボール人気はやや下火。テレビ放映でも積極的には取り扱いません。バスケや野球と比べると競技人口や国民からの関心度が低い点も今後の課題点と見られます。
2位:ポーランド
男子バレー1位にランクインしているポーランド。攻守ともに優れたプレーで2018年男子バレーボール世界選手権大会で優勝、ワールドカップで準優勝など輝かしい戦績を誇ります。
女子バレーは7位とやや下の順位にいますが、それでも世界ベスト10入りは果たしています。男子バレーの活躍は勿論、ポーランド女子バレーが今後順位を上にあげていくことは十分あり得る話です。
3位:イタリア
イタリアは総合的なバレーボールの強さで世界トップといっても過言ではありません。
男子は世界3位、女子が世界5位。世界選手権大会・ワールドカップなどで何度も優勝したことがあるほど。
またイタリアで開催されるスーペルリーガ(セリエA)は、世界最高峰のリーグとして知られています。スーペルリーガ(セリエA)の選手たちは、約190㎝前後の身長である選手がほとんど。日本人の平均身長を圧倒的に上回っています。
高水準な試合レベル・フィジカルを誇るイタリアバレーは、今後も世界トップの有力候補であり続けるでしょう。
4位:ブラジル
ブラジルはサッカー強豪国として有名ですが、実はバレーボール人気も非常に高い国です。そのためバレーの教育に力を入れており、選手たちの身体能力も高水準であることから国際大会では常に優勝候補として注目を集めます。
世界ランキングでは、男子が5位女子で3位。オリンピックやワールドカップなどでメダルを獲得している回数も多いことから世界的に上位に君臨するバレー強豪国といえます。
5位:日本
世界ランキングは男子4位、女子が9位となっています。
アジア選手権で最多優勝9回を誇る男子日本代表の他に、女子日本代表も総合的にワールドカップ・ネーションズリーグで好成績を誇っています。
直近では男子バレーの成長が目覚ましく、東京オリンピックに続き、今年もそれを証明し続けています。2023年バレー日本男子ネーションズリーグで大会初の銅メダル獲得しました。
今後の成長が楽しみですね。
ついに男子が女子の順位を超えました!
セルビア(男子9位・女子4位)・トゥルキエ(男子14位・女子1位)も総合的に強いため、今後変更があるかもしれません。
FIVBバレーボールランキングの仕組みについて
今回解説したバレーボール世界ランキングは、国際バレーボール連盟FIVB(Fédération Internationale de Volleyball)により算定されています。
ランキングの仕組みとしては、直近で開催された国際大会における順位・勝敗をポイント化し、その合計スコアでランキング付けしています。国際大会試合終了ごとにスコアが更新されるため順位変動も激しいです。
またポイントには有効期限が定められており、オリンピックや世界選手権大会は4年間、ワールドカップは2年間まで順位に反映されます。このため過去の栄光により長期間、上位に留まることが難しくなっています。
まとめ
バレーボールは世界競技人口が約5億人以上と世界一であり、人気も高いスポーツ。そのため各国もバレーボールの選手育成には力を入れており日本も例外ではありません。
力強い強豪たちに対してテクニックとチームの連携、戦術で挑む日本プロバレーボール「龍神NIPPON・火の鳥NIPPON」の活躍も期待が大きいです。
今後も国内外で注目され続けていくバレーボールからは目が離せません。