世界でプレイしている人が多いスポーツについて、意外と知らない方も多いのではないでしょうか。
今回は世界でプレイされているスポーツの競技人口について解説していきます。
この記事を読むことで、どのスポーツが世界で最もプレイしている人が多いのか分かります
スポーツ競技人口世界ランキングTOP10
スポーツは様々な国から発祥している運動を伴う文化です。数多くのスポーツが国境や言葉の壁を越え、世界共通の文化として広がっています。
そんなスポーツにおいて、世界で競技人口が多いのはどれなのか?
ここではスポーツ競技人口世界ランキングについて紹介します
1位 バレーボール 約5億人
競技人口 | 約5億人 |
盛んな国 | ブラジル、アメリカ |
日本における状況 | 老若男女問わず人気が高く、部活動でも人気 |
まず世界で最も競技人口が多いとされるスポーツはバレーボールです。
サッカーや野球をおさえてバレーボールが1位なのは意外ですね!
総務省が公開している「競技人口・ファン拡大について日本バレーボール協会の取り組み」において、世界におけるバレーボールの競技人口は男女合わせて約5億人と言われています。
バレーボールは比較的、激しい動きが求められないスポーツ。
シニア・ママ世代でもプレイできることから、人気が高く多くの人が取り組んでいるスポーツです。
2位 バスケットボール 約4億5000万人
競技人口 | 約4億5000万人 |
盛んな国 | アメリカ、日本 |
日本における状況 | 日本においても人気・知名度は高いです 多くのプロ選手が国内・海外問わず活躍し学生の部活動も活発です |
続いて世界競技人口が多いのは約4億5000万人から愛されているバスケットボールです。
バスケットボールはアメリカで誕生したスポーツとされており、5人でチームを組み相手チームのゴールにボールを投げ入れ、点数を競い合います。
ワールドカップが開催されている他、国際バスケットボール連盟(FIBA)には200ヵ国が加入しています。
ちなみに名前の由来は桃を入れるカゴを用いていたから、だそうですよ!
3位 卓球 約3億人
競技人口 | 約3億人 |
盛んな国 | 中国、日本 |
日本における状況 | オリンピックなど国際大会においても優秀な成績を残す選手が多い |
台の上でピンポン玉を打ち合う競技である卓球は世界で約3億人の競技人口であるといわれています。
特に人口世界最多である中国での人気が高く、卓球世界競技人口においても大きな割合を占めています。
また卓球の国際連盟であるITTFには、200を超える国が加盟していることも世界競技人口が多い理由の一つとなります。
ちなみに中国のイメージが強い卓球ですが、発祥はイギリスなんですよ!
4位 クリケット 約3億人
競技人口 | 約3億人 |
盛んな国 | インド |
日本における状況 | 日本での知名度・人気は低い |
日本には、あまり馴染みがないスポーツですが世界競技人口4位はクリケットです。
その競技人口は、世界で約3億人といわれており卓球に迫る勢いです。
イギリス発祥の11人1チームで行う野球に似たスポーツです。クリケットは南アジアの国々で高い人気があり、かつてイギリスの植民地であったインドでは特に盛んです。
ワールドカップも開催されており、世界的に人気の高いスポーツです。
紳士・淑女のスポーツともいわれるほど、フェアプレーを重視しています
5位 サッカー 約2億6000万人
競技人口 | 約2億6000万人 |
盛んな国 | ブラジル、アルゼンチン |
日本における状況 | 日本でも人気のスポーツであり、国際大会などに対する国民の注目度も高い |
世界競技人口第5位にランクインしたのは、世界的スポーツの一つサッカーです。
日本で高い人気を誇るサッカーですが、世界競技人口では卓球・サッカーに劣ります。
とはいえ、後述するテニスなどと比較すると、約1億人以上も競技人口が多いことから決して世界での人気が低いわけではありません。
ヨーロッパをはじめ、アジア、アメリカなどでも人気が高いスポーツとなります。
日本でもサッカーワールドカップは多くの国民が注目していますよね
6位 テニス 約1億1000万人
競技人口 | 約1億1000万人 |
盛んな国 | アメリカ、イギリス |
日本における状況 | 日本でも人気のスポーツ。 漫画やアニメの影響で始めた国民も多い |
世界競技人口6位は、テニスです。
日本でも老若男女問わず人気が高いテニスは世界で約1億1000万人がプレイしています。
「テニスの王子様」や「ベイビーステップ」など人気漫画の影響で、日本でもブームが起きプレイし始める人も増加しました。
世界競技人口ではサッカーよりも約1億人以上少ないですが、アメリカなどを中心に根強い人気を誇るスポーツです。
テニスには四大大会と呼ばれる国際試合があり、全米オープン、全英オープン、全豪オープン、全仏オープンが世界で開催されています。
テニス好きなら要チェックだね!
7位 ゴルフ 約6600万人
競技人口 | 約6600万人 |
盛んな国 | ヨーロッパ、北米 |
日本における状況 | 新型コロナウイルスにより、やや増加。 女子ゴルフの人気も高まっています。 |
日本においては接待スポーツな印象が強いゴルフ。
実は世界中でプレイされており、約6600万人もの競技人口を有しています。
アジア圏内をはじめ、ヨーロッパ、北米でも人気が高まりつつあります。世界競技人口がここまで多い背景として、新型コロナウイルスも関わってきます。
ゴルフは基本的に屋外でプレイし、対人距離をおくソーシャルディスタンスも実施しやすいスポーツです。
感染対策に意識しながら楽しめるスポーツとして、世界各国でプレイし始めている方が増えているようです。
8位 野球 約3500万人
競技人口 | 約3500万人 |
盛んな国 | 日本、アメリカ |
日本における状況 | 国民的スポーツと呼んでも過言ではないほど人気が高いスポーツです。 サッカー同様、国民の注目度も高いです。 |
日本において国民的スポーツともいえる野球は、なんと8位です。
予想以上に下位のランクインに驚かれた方もいるのではないでしょうか。野球は約150年前にアメリカから日本に伝来し、盛んになっていったスポーツです。
実は野球の競技人国の大部分は日本とアメリカが占めています。
近年、両国において野球ブームが下火になりプレイヤーも減少傾向にあるため、世界競技人口も下位になっていると考えられます。
日本人にとっては衝撃的ですね!
9位 ラグビー 約2000万人
競技人口 | 約2000万人 |
盛んな国 | 南アフリカ、イングランド |
日本における状況 | 他のスポーツより競技人口は少ないですが、2019年のワールドカップにおいては大活躍をみせています。 |
日本では、そこまでメジャーなスポーツではないラグビーも世界競技人口において9位にランクインするほど人気があります。
ラグビーが盛んな国は南アフリカ及びイングランドとされており、その競技人口はアメリカよりも多いです。
近年では世界全体でラグビーに対する注目度も高まっていることから、今後さらに世界競技人口が増加する可能性はあります。
10位 スキー 約1000万人
競技人口 | 約1000万人 |
盛んな国 | フランス、アメリカ |
日本における状況 | 本格的なスポーツとして取り組んでいる人口は少ないものの、レジャースポーツとしては高い人気を誇っています。 |
スポーツ世界競技人口10位にランクインしたのは、なんとスキーです。
雪国のスポーツともいえるスキーですが、実は複数の種目があり、それぞれルールや競い方が異なることをご存じでしょうか。
主なスキー種目は下記となります。
- アルペンスキー
- スキージャンプ
- クロスカントリースキー
- ノルディックスキー
- バイアスロン
- フリースタイルスキー
自分に合った競い合い方・楽しみ方を模索できるのがスキーの魅力です。
スキー場に通う手間があるにもかかわらず世界で多くの方がスキーをプレイしているようです
スポーツ競技人口日本ランキングTOP5
ここまで世界におけるスポーツの競技人口ランキングについて解説してきました。
意外な結果に驚いた方もいらっしゃったと思います。
次に肝心の日本ではどのスポーツが人気なのかについても解説していきます。
みなさんが好きなスポーツは何位でしょうか!
1位 サッカー 91.9万人
競技人口 | 約91.9万人 |
盛んな都道府県 | 滋賀、静岡、埼玉 |
世界競技人口では5位だったサッカーですが、日本での人気は高くプレイしている人数も国内で最も多いスポーツです。
日本サッカーのJリーグや日本代表「サムライブルー」の国際試合などが人気を支えているようです。
サッカーをはじめる子どもは昔から多いですよね!
2位 野球 65万人
日本の競技人口 | 約65万人 |
盛んな都道府県 | 関東圏・大阪府 プロ野球選手の輩出数が特に多い |
世界競技人口8位の野球が国内では2位となります。
上記でも解説したように野球の競技人口において日本とアメリカが大きな割合を占めます。
近年、若者の野球離れが懸念され始め人気が下火になったことでサッカーとは競技人口に大きな差が生じています。
しかし、約65万の国民がプレイしていると考えると、まだまだ日本を代表する人気スポーツだといえます。
集計されていない社会人野球や草野球なども含めたら最も多くなりそうだね!
3位 陸上競技 42.5万人
競技人口 | 約42.5万人 |
盛んな都道府県 | 北海道、埼玉、青森 |
3位にランクインしたのは世界競技人口ランキングTOP10に含まれていない陸上競技です。
陸上競技とは走る、跳ぶ、投げるの動作を含めた競技の総称です。
代表的な種目は以下となります。
- 100m走
- マラソン
- ハードル競走
- リレー競走
- 走高跳
- 棒高跳び
- 三段跳び
- 槍投げ
- ハンマー投げ
- 砲丸投げ
- 円盤投げ
- 駅伝競走
中でも日本では駅伝の人気が高く年始に開催される「箱根駅伝」は多くの方が現地もしくはテレビ中継で応援しています。
関東の大学による熱い競走が多くの人の心を虜にしています。
4位 バレーボール 41.8万人
競技人口 | 約41.8万人 |
盛んな都道府県 | 宮崎、鹿児島、長崎 |
世界競技人口において1位だったバレーボールですが、日本国内でプレイしている人口は、サッカー・野球と比べ一回り少ないです。バレーボールの国内競技人口は約41.8万人といわれています。
とはいえ近年では「ハイキュー!!」「ハリガネサービス」などの人気バレーボール漫画が若者世代に大きな影響を与えています。
スポーツ漫画ですが「ハイキュー!!」などは女性人気も高いようですよ!今後、日本国内の競技人口が増加する可能性もあります!
5位 卓球 36万人
競技人口 | 約36万人 |
盛んな都道府県 | 愛知、大阪府、山口 |
世界競技人口3位である卓球は、国内では5位にランクインしました。
福原愛選手をはじめ多くの日本人選手が世界で活躍し始めた影響もあり、日本での卓球人気は高いです。
また他のスポーツと比べるとプレイ中事故に遭うリスクが低く、初期費用が安く済むため始めるハードルが低いのも競技人口が多い理由となります。
福原愛選手のサー!は、ブームとなりましたよね!
まとめ
今回は世界と日本におけるスポーツ競技人口について解説しました。
意外にも世界と日本における競技人口が多いスポーツには違いがあります。日本の代表スポーツであるサッカー、野球は世界的にみると、特別競技人口が多いわけではありませんでした。
その一方でクリケットやラグビーなど、日本ではあまり親しみがないスポーツがランクインしていました。
とはいえ競技人口はあくまで人気の指標に過ぎず、スポーツ自体の優劣を決めるものではありません。
今回ランクインしなかったスポーツも魅力的な競技ですよ!