「アイスホッケーってどこの国が強いの?」
「アイスホッケーの世界ランキングが知りたい!」
「世界で日本のアイスホッケーはどのくらい強いの?」
今回の記事ではこのような声や疑問にお答えしていきます!
アイスホッケーはスケートリンクの上でパックを打ち合いゴールを競う団体スポーツ競技です。
氷上の格闘技と呼ばれるほど、スケートによるスピード感と激しい攻防が魅力で、日本でも近年人気が高まっています。今回はそんなアイスホッケーについて、世界で強い国ランキングTOP30をご紹介します。
ランキングを知ってから試合を観戦すると楽しみ方が広がりますよ
IIHFアイスホッケー世界ランキング男子 TOP30選
国際アイスホッケー連盟(IIHF)の加盟国は、2021年時点で82か国に及んでいます。
今回の記事ではその中から世界ランキングTOP30か国を男女別にご紹介します。ランキングは国際アイスホッケー連盟が公開している2023年時点のものです。
IIHF World Rankingを参考に作成しています。
まずは男子アイスホッケーのTOP30か国です!
順位 | 国名 | ポイント |
---|---|---|
1位 | カナダ | 4150 |
2位 | フィンランド | 4080 |
3位 | ロシア | 4050 |
4位 | アメリカ | 3940 |
5位 | ドイツ | 3835 |
6位 | スウェーデン | 3800 |
7位 | スイス | 3775 |
8位 | チェコ | 3735 |
9位 | スロバキア | 3690 |
10位 | ラトビア | 3610 |
11位 | デンマーク | 3500 |
12位 | ノルウェー | 3270 |
13位 | フランス | 3240 |
14位 | ベラルーシ | 3175 |
15位 | カザフスタン | 3170 |
16位 | オーストリア | 3135 |
17位 | スロベニア | 2990 |
18位 | イタリア | 2970 |
19位 | ハンガリー | 2950 |
20位 | イギリス | 2945 |
21位 | 韓国 | 2805 |
22位 | ポーランド | 2790 |
23位 | ルーマニア | 2645 |
24位 | リトアニア | 2630 |
25位 | 日本 | 2580 |
26位 | 中国 | 2535 |
27位 | ウクライナ | 2470 |
28位 | エストニア | 2400 |
29位 | オランダ | 2285 |
30位 | セルビア | 2245 |
アイスホッケー男子ランキングは、北欧の国カナダが1位でした。2位以降はアイスホッケーの強豪国であるフィンランド、ロシア、アメリカと続きます。
これらの国はオリンピックでのメダル獲得数が多く、国際大会の常連国とも言えます。
実はアイスホッケーの起源ははっきりしていませんが、現在のルールが制定されたのはカナダであり、アイスホッケーは北米のウインタースポーツとして発展してきました。
上位の国は高緯度に位置する雪国がランクインしていることが分かります。
日本男子アイスホッケーの世界順位は25位でした。
IIHFアイスホッケー世界ランキング女子 TOP30選
続いて女子アイスホッケーのランキングをご紹介します!
こちらも国際アイスホッケー連盟が作成している2023年時点のランキングです。
IIHF World Rankingを参考に作成しております。
順位 | 国名 | ポイント |
---|---|---|
1位 | カナダ | 4250 |
2位 | アメリカ | 4220 |
3位 | スイス | 3965 |
4位 | フィンランド | 3920 |
5位 | チェコ | 3890 |
6位 | ロシア | 3885 |
7位 | 日本 | 3775 |
8位 | スウェーデン | 3665 |
9位 | ドイツ | 3515 |
10位 | ハンガリー | 3515 |
11位 | デンマーク | 3420 |
12位 | フランス | 3375 |
13位 | オーストリア | 3245 |
14位 | 中国 | 3210 |
15位 | ノルウェー | 3205 |
16位 | スロバキア | 3125 |
17位 | オランダ | 3040 |
18位 | イタリア | 2955 |
19位 | 韓国 | 2935 |
20位 | ポーランド | 2920 |
21位 | スロベニア | 2705 |
22位 | カザフスタン | 2705 |
23位 | イギリス | 2680 |
24位 | スペイン | 2560 |
25位 | メキシコ | 2450 |
26位 | チャイニーズタイペイ | 2380 |
27位 | アイスランド | 2280 |
28位 | トゥルキエ | 2175 |
29位 | ラトビア | 2110 |
30位 | 香港 | 1860 |
男子のランキングとは若干変動がありますが、北米・ヨーロッパの国々が上位に位置する傾向は同じです。
女子の世界ランキングではカナダが1位でした。
1位のカナダ、2位のアメリカ、3位のスイスと男子同様アイスホッケーの強豪国は北米・北欧が中心であることが分かります。
上位国の中で男子と大きく違うのは、スロバキアが16位とランクを下げていること、日本、中国が男子代表より高い順位に位置していることです。
日本女子代表が7位にランクインしています!
日本のアイスホッケー世界順位は男子25位・女子7位
2024年の世界ランキングでは、日本のアイスホッケー代表は、男子25位・女子7位という順位になっています。
日本男子代表の世界ランキングの過去最高記録は15位です。2003年に達成しました。
また、2022年のIIHF男子アイスホッケー世界選手権では、ポーランドに次ぐ2位という成績をおさめています。
スマイルジャパンの愛称で知られる日本女子代表は、2017年にアジア冬季競技大会で優勝を飾っています。
また、2022年の女子アイスホッケー選手権で史上最高の5位という成績をおさめました。
今後ますます、アイスホッケー日本代表の活躍に期待できそうです!
総合的に世界でアイスホッケーが強い国TOP5
続いては男女総合ランキングのご紹介です。
総合的に世界でアイスホッケーが強い上位5か国について、詳しく見ていきます。
1位:カナダ
2024年時点のアイスホッケー世界ランキングはカナダが1位でした。
男子1位、女子も1位と圧巻です。
カナダは男女ともに冬季オリンピックでの金メダル獲得数が世界で1番多い、アイスホッケー大国です。2022年の北京オリンピックまでで男女合わせて金メダル14個、銀メダル6個、銅メダル3個を獲得しています。
女子代表は、女子のアイスホッケーが競技として採用された1998年の長野オリンピックから、常に2位以上をキープしています。
世界一のアイスホッケーリーグである北米のNHLでは、半数以上の選手がカナダ出身とも言われています。
また、アイスホッケーの現代のルールは1897年にカナダのモントリオールで制定されました。
カナダは歴史的にもアイスホッケー大国であると言えます。
2位:フィンランド
フィンランドは世界ランキング男子2位、女子は4位です。
北京オリンピック2022では、男子代表が金メダル、女子代表が銅メダルを獲得しました。
平昌オリンピック2018までは、3位に入賞することはあっても金メダルを獲得したことがなかったため、初の快挙としてフィンランド国内では大盛り上がりしました。
史上初めての金メダル獲得と、男女ともにメダル獲得を達成したことで、大きく世界ランキングを上げることになりました。
さらにレベルを上げてきているアイスホッケー強豪国です。
3位:アメリカ
3位はカナダと並ぶアイスホッケー大国であるアメリカ合衆国です。
世界ランキング男子4位、女子は2位です。
2022年の北京オリンピックまでで男女合わせて金メダル4個、銀メダル12個、銅メダル2個を獲得しています。
女子代表が冬季オリンピックで毎年メダルを獲得するなど、アメリカはオリンピック常連国です。またIIHFアイスホッケー世界選手権でも、毎年上位にランクインしています。
アメリカとカナダでは、プロリーグであるNHLを中心に若手のころから選手の育成に力を入れており、バスケットボールなどの有名スポーツと同様プロとして活躍できる土壌ができあがっています。
NHLは世界トップのアイスホッケーリーグであり、多くの国から優秀な選手が集まっています。
4位:ロシア
4位はロシア(旧ソ連)で、世界ランキング男子3位、女子は6位です。
ソ連時代の冬季オリンピックのメダル獲得数は、金メダル7個、銀メダル1個、銅メダル1個でした。
当時は男子の競技のみでしたが、ソ連の獲得金メダル数はいまだにカナダに次ぐ2位をキープしています。
IIHFアイスホッケー世界選手権では、2022年まででソ連時代と合わせて金メダル27個、銀メダル10個、銅メダル10個を獲得しています。
金メダルの数はカナダと同じく世界で一番多い国です。
5位:スイス
5位はスイスで、世界ランキング男子7位、女子は3位です。
2022年の北京オリンピックまでで男女合わせて銅メダル3個を獲得しています。
スイスでは、アイスホッケーはサッカー、スキーとともに人気のあるスポーツです。
IIHFアイスホッケーランキングの仕組みについて
今回の記事でご紹介したランキングは、国際アイスホッケー連盟(IIHF)によって発表されている順位に基づいています。
過去4年間のアイスホッケー世界選手権と、直近のオリンピックの順位を反映したポイントによってランキング付けされるという仕組みです。
1位から順に1200ポイント、1160ポイント、1120ポイントと設定されており、そこからは20ポイントずつ下がっていきます。
世界選手権の成績は、3年前が25%、2年前が50%、1年前が75%を乗じたポイントのため、直近のものほどポイントが強く影響されるようになっています。
オリンピックは世界選手権とポイントには差がないですが、4年間はそのポイントが有効なので、順位変動に大きく関わっています。
まとめ
いかがでしたか?
今回はアイスホッケーについて、世界で強い国ランキングTOP30やランキングをご紹介しました。
順位がすべてではありませんが、知っておくだけで試合の展開や得点差の背景が分かることもあり、試合をより面白く観戦することができます。
この記事が、アイスホッケーの試合をもっと楽しむ手助けになると嬉しいです!
最後までご覧いただきありがとうございました!