「ラグビーが強い国ってどこだろう?」
「日本ラグビーは世界ランキングで何位だろう?」
「女子のラグビーランキングについても知りたい!」
今回の記事では、このような声や疑問にお答えしていきます!
2019年に、ラグビーワールドカップが初めて日本で開催されました。
この大会をきっかけにラグビーについて詳しく知るようになり、強豪国の試合を見てみたい!と思った方も多いのではないでしょうか。
今回の記事では、ラグビーの世界ランキングをご紹介します。
ラグビーが強いのはどこの国なのか?詳しく解説していきます!
ラグビー世界ランキング男子 TOP20選
まずは男子のランキングをご紹介します。
2024年3月25日時点でのランキングで、1位から20位までは下記の通りです。
順位 | 国名 | ポイント |
---|---|---|
1位 | 南アフリカ | 94.54 |
2位 | アイルランド | 90.57 |
3位 | ニュージーランド | 89.8 |
4位 | フランス | 87.81 |
5位 | イングランド | 85.46 |
6位 | スコットランド | 83.43 |
7位 | アルゼンチン | 80.68 |
8位 | イタリア | 79.41 |
9位 | オーストラリア | 77.48 |
10位 | ウェールズ | 77.26 |
11位 | フィジー | 75.93 |
12位 | 日本 | 74.27 |
13位 | ジョージア | 72.68 |
14位 | サモア | 72.23 |
15位 | トンガ | 71.57 |
16位 | ポルトガル | 70.28 |
17位 | アメリカ | 67.94 |
18位 | ウルグアイ | 67.39 |
19位 | ルーマニア | 63.28 |
20位 | スペイン | 62.86 |
World Rugby Rankings男子 に基づいて作成。トップ3か国は南アフリカ、アイルランド、ニュージーランドの順でした。
ヨーロッパのラグビー大会シックス・ネイションズの参加6か国は上位にランクインしています。
世界中で様々な地域の国が上位国にランクインしているのが分かります。
ラグビー世界ランキング女子 TOP20選
続いて女子のラグビー世界ランキングを1位から20位までご紹介します。こちらも2024年3月15日時点でのランキングです。
順位 | 国名 | ポイント |
---|---|---|
1位 | イングランド | 96.18 |
2位 | ニュージーランド | 90.56 |
3位 | フランス | 87.89 |
4位 | カナダ | 86.27 |
5位 | オーストラリア | 81.61 |
6位 | ウェールズ | 76.67 |
7位 | イタリア | 75.61 |
8位 | スコットランド | 74.37 |
9位 | アメリカ | 72.02 |
10位 | アイルランド | 71.52 |
11位 | 日本 | 69.38 |
12位 | スペイン | 64.89 |
13位 | 南アフリカ | 64.37 |
14位 | ロシア | 61.1 |
15位 | オランダ | 60.02 |
16位 | サモア | 59.57 |
17位 | フィジー | 58.65 |
18位 | 香港 | 58.31 |
19位 | スウェーデン | 56.01 |
20位 | カザフスタン | 55.97 |
World Rugby Rankings女子 を参考に作成。
トップ3か国はイングランド、ニュージーランド、フランスでした。いずれも歴史的にラグビーが盛んな強豪国です。
男子ランキングと同様、シックス・ネイションズの参加6か国は上位にランクインしています。ちなみに、男子トップの南アフリカは13位でした。
ラグビーが盛んな国ほど、女子ランキングも上位に位置している傾向にあります。
日本のラグビー世界順位は男子12位・女子11位
日本のラグビー世界順位は、男子12位・女子11位という結果でした。
ワールドラグビーによるランキングが導入された2003年10月に、男子日本代表は18位でスタートしています。
2015年ラグビーワールドカップで優勝候補の南アフリカに対し、過去大会で1勝21敗2引分という成績だった日本代表が勝利したことで、大幅に順位を上げました。
その後、ワールドカップ2019の準々決勝で南アフリカ戦の直前に6位にランキングされたのが最高記録です。
2023年2月27日付ランキングでは、シックス・ネイションズの影響で順位変動があり、日本は10位から9位に浮上し、現在は12位となっています。
女子ラグビー日本代表は、1991年のワールドカップに初出場し、2016年2月に女子ランキングが導入された時に17位に位置していました。
2022年5月に格上で強豪国のオーストラリア代表とのテストマッチで初勝利し、大きな話題になりました。
日本ラグビーは男女ともに近年目覚ましい活躍を見せています。
今後のランキングにますます注目です!
ラグビー世界ランキング最下位はどこの国?
続いて、ラグビー世界ランキング最下位の国について紹介します。
ランキングの順位は他国の対戦結果によっても変動するので、あくまで参考程度にしてくださいね。
男子ラグビーはアメリカ領サモア
男子ラグビーの112か国中112位はアメリカ領サモアでした。
111位のバヌアツや108位のインドネシアなど南太平洋の島国は、ランキング下位に位置している傾向にあります。
経済基盤が弱く慢性的に資金不足であることや、国内ラグビー市場が乏しく選手が流出しやすいことなどが原因として考えられます。
一方で、世界で活躍するラグビー選手の中には太平洋の島しょ国にルーツを持つ選手も多くいます。
女子ラグビーはバハマ
女子ランキングは全部で64か国が順位付けされています。
その中で64位に位置しているのが大西洋の島国、バハマでした。
バハマは北米とカリブ海地域の国で構成されている、ラグビーアメリカスノースという地域協会に所属しています。
バハマの男子ランキングは112か国中102位でした。
国全体でラグビー人気が低い国は、男女ともにランキング下位に位置しやすいようです。
総合的に世界でラグビーが強い国TOP4
続いて、総合的に世界でラグビーが強い国TOP4について紹介します。
1位:ニュージーランド
総合順位1位はニュージーランドでした。男子では3位・女子も2位と総合的に強いです。
ニュージーランドは、ラグビー発祥のイギリスに統治されていた歴史があり、古くからラグビーが親しまれてきた国です。
ラグビーワールドカップ(男子)では出場回数9回、優勝回数3回といずれもトップの成績です。
ニュージーランドの代表チームはオールブラックスという愛称で、ラグビー界で名の知れた強豪チームです。
伝統的にもラグビーの強豪国で、「ラグビー王国ニュージーランド」とも言われています。
2位:イングランド
総合順位2位は、イングランドでした。男子では5位・女子は1位です。
ラグビーワールドカップ2019では、ニュージランドを19-7で破り、決勝進出を果たしております。決勝では南アフリカに12-32で敗れ準優勝でした。
一方、2014年女子ラグビーワールドカップでは優勝を果たしています。
3位:フランス
総合順位3位はフランスでした。男子では4位・女子も3位と総合的に強いです。
歴史的にアイルランドやイングランドなどの強豪国と対戦を行ってきたこともあり、古くからラグビーが盛んな国です。
ワールドカップでは第3回(1995年)から第7回(2011年)までの5大会すべてで4位以上に位置しています。
また車いすラグビーが盛んで、過去4大会のうち優勝2回、準優勝1回という成績をおさめています。
フランスは2023年ワールドカップの開催国でもあります。
4位:アイルランド
総合順位4位は、アイルランドでした。男子では2位・女子は10位です。
ラグビーの発祥地域でもあり、歴史的にラグビーが盛んで今に続く強豪国としての地位を確立しています。
長年2位以下に位置していましたが、2019年のワールドカップで初めてランキング1位を達成しました。
ヨーロッパの伝統的な大会であるシックス・ネイションズの初期からの参加国で、15回の優勝と4回のグランドスラム(全勝優勝)をおさめています。
女子シックス・ネイションズでも優勝2回とグランドスラム1回を達成しています。
ラグビー世界ランキングの仕組みについて
ここまで紹介してきたランキングは、ラグビーユニオンの国際競技連盟であるワールドラグビーが作成しているものです。0点~100点の範囲で設定されるポイントがランキングの基準になっています。
試合ごとにポイント交換制という計算方法で各国のポイント数を変動させ、現状の実力をランキングに反映させています。
ポイント交換制とは、敗北したチームから勝利したチームへポイントが移動する、つまりポイントを奪い合う仕組みです。移動するポイント数は、対戦前の持ち点、大会の種類、点差、ホーム開催のハンデなどを考慮して計算されます。
ランキング差のある対戦で下位のチームが上位チームに勝利した場合などに、ランキングが大幅に変動することがあります。
まとめ
いかがでしたか?
今回の記事では、ラグビー世界ランキングから、日本の男子・女子の順位や強い国・最下位の国について解説してきました。
ランキングを知ると、ラグビーの試合観戦をより深く楽しめるようになります。
この記事をきっかけに、ラグビーをさらに楽しんでもらえたら嬉しいです!
最後までご覧いただきありがとうございました!